価格を抑えた100%有機質肥料「バイオノ有機6」を発売 大成農材 東北と関東で先行販売

2022/06/06

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有機質肥料の開発・製造・販売を行う大成農材は、製造工程を見直すことで、従来品よりも価格を抑えた有機質肥料「バイオノ有機6(シックス)」を開発し、6月1日より自社工場のある宮城県石巻市を中心に関東・東北地方で先行販売を開始した。

有機質肥料 バイオノ有機6 大成農材 有機JAS エコファーマー

新発売された「バイオノ有機6」。肥料はペレット形状をしている。

昨今の値上げの波は農業界にも多大な影響を与えており、青果物の生産に必要な物資の値上げが経営を圧迫しているという。値上げの品目は、燃油費、電気代、鋼材類、梱包資材など、多岐にわたっており、肥料においては、輸送費の高騰、円安・ドル高、さらにウクライナ侵攻などの影響でロシア・中国が肥料原料の国内供給を優先する方針に転じるなどの要因などで、特に化成肥料の原料価格高騰が進んでいる。

有機肥料も例外ではなく、菜種油粕や米糠油粕のような植物粕肥料や魚粕・魚粉等の魚粕肥料も、輸入価格の高騰や輸入量の減少、国内原料の発生量の減少によって価格は上昇している。すでにこれらの原料を用いた飼料は、JA全農の4~6月期の価格が最高値を更新している。

資材費の高騰に続く有機肥料の値上げラッシュは、日本が食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立を実現するために2021年5月に策定された「みどりの食料システム戦略」の推進にも水を差すことが懸念されている。

同社では、石巻市にある自社工場で、水産加工残滓である魚のエキスと米ぬかの油粕を使用した100%有機質肥料の「バイオノ有機s」を30年以上製造・販売している。

このたび全国各地の生産者から「保証成分を下げてでも低価格の商品を作って欲しい」という要望に応え、高品質で使い勝手の良い有機質肥料という特徴を生かしつつ、メーカー希望価格を従来製品よりも価格を抑えた商品「バイオノ有機6」を開発した。従来製品「バイオノ有機s」の肥料成分の含有比率を高める工程を簡略化することにより、製造コストを抑えた。

有機質肥料 バイオノ有機6 大成農材 有機JAS エコファーマー

※クリックして拡大

「バイオノ有機s」と「バイオノ有機6」の保証成分の比較は以下の通り。

バイオノ有機s:N:7.2、P:4、K:2.5
バイオノ有機6:N:6.5、P:4、K:2.5
※窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)

一般的に魚の有機質肥料といえば加工食品を製造した後の搾りかすである「魚かす」や魚粉を使ったものを指すが、「バイオノ有機6」は、石巻の漁港でとれた魚の加工時に出る魚のアラなどから魚肉エキス「フィッシュソリュブル」を濃縮したものを使用。魚の体液に含まれる天然のアミノ酸が豊富に含まれ、米ぬかと合わせることで即効性と緩効性双方の肥料効果が高く、使い勝手の良いユニークな有機質肥料といえる。

同製品は、有機JAS栽培・特別栽培に使用可能。また、エコファーマーの認証も取得済みなので、有機農産物の生産に安心して使用できる。

有機農業に対する関心は今後ますます増加し続けていくことが予測され、同社ではより手頃な価格設定を行うことによって有機肥料へのハードルを下げたいという意図もあり、開発されたのが「バイオノ有機6」。今後は協力工場での製造も視野に入れ、西日本や九州地方での販売を目指していきたいとしている。

【製品概要】
名称:バイオノ有機6
販売開始日:6月1日(関東・東北地方で先行販売)
保証成分:窒素全量6.5、リン酸全量4.0、加里全量2.5
原料の種類:副産動物質原料、米ぬか油かす及びその粉末
正味重量:20kg(ペレットタイプ)
※有機JAS栽培・特別栽培に使用可能、エコファーマーの認証取得済
問い合わせ:お客様相談窓口0120-014-052(平日9:00~17:00)/E-mail:support@taiseinozai.co.jp

大成農材