ピンク色が畑を守る!獣害対策用「識別テープ」

2021/02/24

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獣害対策 識別テープ 松浦産業 来るなら濃いピンクテープ

松浦産業が発売する「来るなら濃いピンクテープ」。

紙袋用取っ手の国内トップメーカーの松浦産業は、畑や木などをシカやイノシシから守る害獣対策テープ「来るなら濃いピンクテープ」を3月5日から発売する。害獣が嫌がるピンク色が鮮やかに持続するよう独自開発した。

野生鳥獣の被害は全国に広がり、毎年多くの農作物が被害にあっている。1月に農林水産省農村振興局がまとめた鳥獣被害の現状と対策によると、2019年度の野生鳥獣による農作物の被害額は158億円に上り、そのうち約7割をシカ、イノシシ、サルによる被害が占めている。さらに、害獣被害は営農意欲の減退、耕作放棄地の増加等をもたらし、被害額として数字に現れる以上に農山漁村に深刻な影響をおよぼしているといわれる。

公的機関で捕獲などの策は講じられているが、自営のため柵や網などの侵入防止対策は必須。あわせて効果的といわれているのがピンク色のテープで、ピンク色自体と、風などで揺れる音に、害獣が嫌がるといわれている。その際によく使われているのが、運動会の応援用のポンポンに使わることが多い「レコード巻」と呼ばれるテープで、このテープは防獣用では「識別テープ」という名称でも販売されている。

しかし、野外にさらされるため、すぐに色褪せてしまい効果が薄れることが多く、人手不足や高齢化などの地域では、テープの交換作業にも苦慮しているという現状がある。

獣害対策 識別テープ 松浦産業 来るなら濃いピンクテープ

色落ちテストの様子。松浦産業本社屋上にて2か月放置した結果。一番下が今回採用した顔料だ。

そこで同社では、長年携わっていたテープで害獣の悩みを手助けしようと開発に着手。コストを抑えるため極力少ない顔料の量でいかに鮮やかで濃く長持ちする色を出すか、いろいろな顔料メーカーを比較し添加剤などの配合を工夫し、ピンクが色褪せしにくく効果が長持ちする農作物を守る害獣対策テープ「来るなら濃いピンクテープ」が誕生した。

商品名には「(害獣よ)来るなら来い!」と「(害獣が)来るなら濃いピンク」を掛け合わせた気合を込めたネーミングを採用した。

獣害対策 識別テープ 松浦産業 来るなら濃いピンクテープ

写真左が楽天市場で販売される「来るなら濃いピンクテープ」。写真右がホームセンター、カタログ通販用の「識別テープ」。商品名は異なるが製品は同じもの。

「来るなら濃いピンクテープ」は、50㎜×200mで1,200円(税込)。楽天と全国のホームセンター、カタログ通販などで販売。ホームセンターやカタログ通販は、商品自体は同じものになるが商品名が「識別テープ〈ピンク〉」となり、価格はオープン価格となる。

松浦産業 楽天市場ショップ「来るなら濃いピンクテープ」
松浦産業