鷹で農作物を守る!カラスを追い払う実証実験

2021/07/15

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愛知県大府市は、カラスによる農作物被害を抑えるために、同市内の農園でタカや音によるカラスの追い払いの実証実験を行う。カラスから特産品のブドウやジャンボナシを守るため企業と連携する。

鳥獣害対策 タカ 音 大府市

実証実験で活用するタカ(種類はハリスホーク)。

大府市では7月下旬からブドウやナシなど、多くの直売所が開設するが、令和元年度の同市でのカラスの被害額は720万円にのぼり、例年、収穫間近にカラスによる農作物の被害が数多く発生している。今回はそうしたブドウやナシを食い荒らすカラスを追い払うために、猛禽類のタカと音を使った追い払いの実証実験を行う。

鳥獣害対策 タカ 音 大府市

カラスが食べたジャンボナシ。

タカ科は鳥類の食物連鎖の頂点に位置する猛禽類。タカによる威嚇でカラスを追い払い、危険な敵がいる場所と農園を印象付け、近づけさせないようにするという試み。

実証試験は7月15日に、市内の桑山農園で午前8時~10時、衛星管理・有害生物防除・防災対策事業を行うオオヨドコーポレーションPテックス社の名古屋支店がハリスホーク(タカの種類)を利用して実施する。

また、音を使ったカラスの追い払いについては、カラス研究を専門とするCrowLab代表取締役の塚原 直樹氏が開発した音声システムの効果を市内農業者の協力により検証中だ。農業者を対象とした塚原氏によるカラス被害対策講習会を7月14日にも実施した。

CrowLab代表取締役の塚原氏は、長年のカラスの音声コミュニケーションの研究から、カラスの行動をコントロールする技術を開発したという。カラスが警戒する際のさまざまなシチュエーションの鳴き声を現場の状況にあわせてスピーカーから再生することで、カラスの警戒心をあおり、別の場所への移動を促す。

さらに、同市では、2022年2月8日~22日を、カラス対策強化週間として、カラスの餌になる生ごみや農作物の残りかすの適切な管理を呼びかけることにしている。

大府市プレスリリース
大府市