携帯型鳥獣対策用LED 光を高速に反転照射

2021/04/02

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光パターン形成LED照明「ホロライト・シリーズ」の開発・製造・販売を手掛けるパイフォトニクスは、内閣府の「オープンイノベーションチャレンジ2019」および“デジタル・スマートシティ浜松”データ連携基盤を活用した実証実験プロジェクト「Hamamatsu ORI-Project」で実施した市街地におけるムクドリ被害対策テーマの成果を実用化した携帯型鳥獣対策用装置「ホロライト・チェッカーズ」を開発した。

鳥獣害対策 ホロライト・チェッカーズ パイフォトニクス 光パターン形成LED照明同装置は、市松模様(チェッカーパターン)の光を高速に反転照射することにより、人間の目には刺激が少なく、目の応答性が高い鳥獣には刺激を与えて、特許出願済である光による追い払いを実現する。

鳥獣害対策 ホロライト・チェッカーズ パイフォトニクス 光パターン形成LED照明

携帯型鳥獣対策用LED照明「ホロライト・チェッカーズ」。

ムクドリ以外にカラスやカモなどの鳥類やその他の獣類についても追い払いの有効性が確認されており、4月1日から鳥獣による騒音や糞被害、農作物被害を受けている市町村や工場、農場向けに貸し出しサービスを開始する。

2019年に内閣府の公募型企画「オープンイノベーションチャレンジ」において浜松市はムクドリ被害対策を社会課題のテーマとして募集し、同社が提案した「安心・安全・面白い・光を用いたムクドリ対策」が採択された。同社は、過去に静岡県浜松市中区鍛冶町通りに集団で飛来するムクドリに高指向性LED照明「ホロライト」の光を照射してムクドリが飛び立つ様子を確認しており、同プロジェクトでは改良した携帯型のホロライトでムクドリを追い払う実験を行った。

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「ホロライト・チェッカーズ」によるムクドリ追い払いの様子。

2020年には、浜松市のデータ連携基盤を活用した実証実験プロジェクト「Hamamatsu ORI-Project」において「光と画像データを活用した中心市街地におけるムクドリ被害対策」が採択された。同プロジェクトでは自動制御型のホロライトから光を照射してカメラで捉えたムクドリの動きを解析することでデータ分析を行う実験を行った。現場の追い払い業者の協力も得ながら、双方の実証実験を通じてムクドリ対策用のホロライトを開発。浜松市よりムクドリ対策の業務を受託した作業員からは、ムクドリの追い払い作業に絶大の効果があり、作業負荷の軽減につながるという報告が得られた。

これらの実証実験の様子は複数のメディアに取り上げられ、全国の自治体などから多数の問い合わせが届き、佐賀県鹿島市ではカモの追い払い実証実験やカラスへの照射を行い、有効性を確認した。また、鳥に限らず一部の獣についても追い払いの有効性が確認されており、騒音や糞被害、農作物被害を受けている市町村や工場、農場向けに本製品の貸し出しサービスを開始することとした。

「ホロライト・チェッカーズ」の特長は、「無音・無臭・安全」、「作業負担の軽減」、「遠方よりピンポイントで照射可能」の3点。

光による追い払いは、無侵襲で安全な対策を実現する。対策による騒音や異臭などの不快感をなくして住環境への影響を最小限に抑えることができる。

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「ホロライト・チェッカーズ」使用イメージ。

貸し出しサービスには照明機材・電源アダプター・ポータブル電源・専用リュックがセットになっており、準備の手間がかからず即応可能。また周囲への配慮および安全確保など作業者の肉体的・精神的負担を大幅に削減することができる。

ホロライトの特性を活かし、離れた場所からでも光が拡がらずに狙った場所のみを照らせるため、光害を最小限に抑えることが可能だ。

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「ホロライト・チェッカーズ」製品概要。

製品・貸出についての詳細は特設ページhttps://www.piphotonics.com/casestudy/wildanimal/を参照のこと。鳥獣に悩まされている生産者は、貸出を検討してみては。

ホロライト・チェッカーズ特設ページ
パイフォトニクス