施設有機栽培ミニトマトの病害虫管理手順書を公開

2021/09/09

  • facebookでシェアする
  • twitterでシェアする
  • LINEでシェアする
  • はてなブックマークでシェアする

農研機構は9月7日、施設有機栽培ミニトマトを安定して生産するための総合的病害虫管理体系標準作業手順書を公開した。標準作業手順書では、ミニトマトの施設有機栽培で利用できる病害虫防除技術や技術の導入例、経営評価などについて紹介している。

農研機構 ミニトマト 施設有機栽培 病害虫管理

※写真はイメージです。

ミニトマトは外食産業や家庭での消費が多く、今後も需要拡大が期待できる生産者にとって魅力的な果菜類。サラダ用など生で食べることが多く、野菜の中でも有機栽培物への要望が極めて強く、市場での高値販売が期待できる。家庭菜園でも人気の比較的栽培しやすい野菜だが、経営として有機栽培に取り組む場合には、高品質・多収量が必要となり高い技術が求められる。また、ミニトマトを無農薬・無化学肥料の有機栽培で生産しようとすると、アブラムシ類やコナジラミ類などの害虫類や葉かび病やうどんこ病などの病害による被害が多発するリスクがあり、安定した生産を求めることは極めて難しい。

こうした課題に対し農研機構は、輪作や栽培管理等による耕種的防除、防虫ネットや太陽熱土壌消毒など物理的防除、栽培圃場の周囲に生息する土着天敵や市販の天敵・微生物製剤を用いた生物的防除、やむを得ない場合に散布する有機JAS規格適合の殺虫剤・殺菌剤による防除を組み合わせ、施設有機栽培ミニトマトの総合的病害虫管理体系を構築した。

手順書は、関東地域の夏秋どり栽培における病害虫の防除技術体系を示しており、施設有機栽培ミニトマトの品質・収量の向上に役立つ。

施設有機栽培ミニトマトの総合的病害虫管理体系標準作業手順書
農研機構