国産キキョウ栽培に農水省の補助金交付が決定 東京生薬協会

2022/05/27

  • facebookでシェアする
  • twitterでシェアする
  • LINEでシェアする
  • はてなブックマークでシェアする

(公社)東京生薬協会は、農林水産省による「令和4年度持続的生産強化対策事業推進費補助金等(茶・薬用作物等地域特産作物体制強化促進(全国的な支援体制の整備事業))」の交付が正式決定したことを発表した。

東京生薬協会 薬用作物 キキョウ 持続的生産強化対策事業

キキョウ栽培のイメージ。

同事業では、補助事業に対する補助金1323万1618円の交付が認められた。今回の補助事業では、1年を通して具体的に下記の3点につき実施を予定している。

・技術拠点農場の設置により栽培面積の拡大を目指す
・農業機械を改良することにより生産性の向上、効率化を図る
・検討会・研修会(各、年2回)を開催し技術アドバイザーの派遣(年4回)により栽培技術の向上を図る

東京生薬協会 薬用作物 キキョウ 持続的生産強化対策事業

「第1回キキョウ栽培に関する情報交換検討会」の様子。

また、交付に先立ち、4月下旬に「第1回キキョウ栽培に関する情報交換検討会」を秋田県八峰町で開催。検討会には、秋田県八峰町、秋田県美郷町、岐阜県岐阜市、大分県杵築市の各代表も参加し、この4拠点でのキキョウ栽培促進のため、補助事業計画の詳細について検討した。

東京生薬協会では、薬用植物の栽培について、栽培技術や優良薬用植物の種苗の提供等における多くの知識経験を活用し、公益性の高い事業として、2014年度から薬用植物の国内栽培に対する支援を実施している。現在、全国7拠点(秋田県八峰町・美郷町、新潟県新発田市・新潟市、福井県高浜町、岐阜県岐阜市、大分県杵築市)において、自治体および国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所と連携協定を締結し、薬用植物国内栽培事業を推進している。

【参照】
キキョウは、東アジアの温帯に分布し、北海道西南部から九州、琉球列島の日当たりのよい山野の草地にはえ、花は観賞、根は薬用として古くから栽培される多年草。薬用部は根で、秋期根を掘り採り、水洗して乾燥するもの(生干桔梗)と、コルク皮を除き乾燥するもの(晒桔梗)がある。効用としては、怯痰、鎮咳薬として咳嗽、気管支炎などに用い、また排膿薬として化膿性疾患、扁桃腺炎、咽喉痛などに応用する。

東京生薬協会