「連続開花」によるイチゴ栽培技術が特許認定

2022/05/11

  • facebookでシェアする
  • twitterでシェアする
  • LINEでシェアする
  • はてなブックマークでシェアする

MD-Farmは、イチゴの花を同じ株で連続的に開花させる「連続開花」により、高い収穫量に繋げる栽培技術を開発してきたが、このイチゴ「連続開花」の栽培技術が4月8日付で特許査定完了となり、特許として登録された。(特願2022-508956 「イチゴの栽培方法」)
MD-Farm イチゴ 栽培技術 連続開花 スマート農業 植物工場 農業DX

一般的に同じ株で連続して栽培すると、「なり疲れ」と呼ばれる“実がつかなくなる時期”が発生し、収量の低下だけでなく味の低下にも繋がることがある。同社は、イチゴが本来持つ秘められた特性を最大限に引き出す研究を重ね、イチゴ植物工場の適切な環境を実現。その結果、イチゴの花の「連続開花」を実現し、「なり疲れ」をなくすことに成功した。実際に、2年以上毎日途切れることなく収穫できており、これまでにない高い通年生産と収穫量、安定した品質の確立に成功している。

この「連続開花」の栽培技術(特願2022-508956)で以下のことが可能となった。

・連続的な収穫により、従来の70倍以上(従来の露地栽培との同社比)の収量
・通年安定かつ同じ品質での収穫
・通年高い品質を保持
・労働環境の安定化(収穫スケジュール、作業量の安定化)
・安定的な供給力(※参照:従来の収穫イメージと「連続開花技術」の収穫イメージ比較図)

MD-Farm イチゴ 栽培技術 連続開花 スマート農業 植物工場 農業DX

※従来の収穫と「連続開花」と収穫イメージ比較図。

同社では、「連続開花」の栽培技術は、閉鎖型植物工場でのイチゴ栽培の核心的技術であり、イチゴ植物工場における絶対的独占性を確立できたと判断している。

同社では今後、さまざまな技術開発に取り組み、特許戦略を世界的に拡大していく。

【参照】イチゴ栽培農業の工業化DXを実現するMD-Farm
MD-Farmは、閉鎖型植物工場を利用したイチゴの通年栽培システムの開発と運営を通して閉鎖型植物工場に関するトータルソリューションの提供を行う会社。

同社によるとLEDを始め、栽培環境設備、栽培棚および自動収穫ロボット(センシングのAIシステムを含む)などの関連機材を自社開発し、その組合せを最適化すると共にコスト削減に努め、これまで植物工場で常に課題となってきた低収益性を克服する目途が立ったという。

また、イチゴの風味、大きさ、果皮の硬さなどの品質についても、消費者・使用者の嗜好に合わせて提供できるようにし、これまで熟練農家のみが可能であった差別化されたイチゴの生産を可能としている。

MD-Farm