子ども向けに最先端の農業教育を実施 プロキッズと姫路市が連携

2020/08/22

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子ども向けSTEAMプログラミング教育を行うプロキッズは、農業の後継者不足が課題となっている兵庫県姫路市と連携し、農業でロボットやAIを活用した新しいビジネスを生み出し、SDGs達成に貢献できる人材輩出を目指す。農業版STEAM教育を子ども達へ実施し、後継者とIT人材の不足を抱える農業分野において、地域に根付く新たなアグリテックの担い手を育成する。

本事業は、内閣府が地方公共団体の自主的・主体的で先導的な事業を支援する「地方創生推進交付金事業」として採択されている。

STEAM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics)の5つの用語の頭文字をとった言葉で、21世紀型スキルを育成するための教育手法。

armBot Genesis XL v1.5

精密農業支援ロボット「FarmBot Genesis XL v1.5 (CNC家庭菜園組立キット)」を使った自動水やりの様子。

農業版STEAM教育のポイントとしては、農業に関する最新技術を活用する体験を通して、農業と新たな技術に対する興味喚起を促すこと。単なる農業体験で終わらないよう、Farmbot(※1)など最新の農業ロボット技術の仕組みの理解を深めた上で、IT技術を組み合わせた新たな農業に触れる体験を提供する。そして、農業のビジネスとしての可能性を肌で感じてもらう、としている。また、農業版STEAM教育では自分達だけができる農業ではなく、障がいのある人たちや高齢者でも取り組むことができる新たな農業を考える機会を作っていくこともめざす。

プロキッズとの連携を締結した姫路市は、農業就業者の平均年齢は71歳、65歳以上の就業者が約82%を占める(2015年農業センサスより)。後継者不足による過疎化、限界集落の増加、耕地利用の低下は特に深刻な課題だ。このような現状を踏まえ、情報通信技術(ICT)を活用した農業で新たなアプローチで解決するビジネスを生み出せる人材を育成することを目標に、本事業に取り組む。​

※1 FarmBot(ファームボット):オープンソースに基づく精密農業を目的としたCNC農耕プロジェクト。2016年7月にファームボットの最初の市販バージョンであるCNCキット「ファームボット・ジェネシス(FarmBot Genesis)」を発売。種まき、草抜き、水やりなど、収穫前のほぼすべての過程を行うことができる。

■プロキッズ
子どもたちが未来を生き抜くために、自ら挑戦し、学べる場を目指し、これまで子ども向けSTEAMプログラミング教育、イベント事業を行い、これまで約3,000名以上の子供たちが参加。人工知能やIoTなどのIT教育を通じて子ども達の可能性を広げてきた。シンガポールや上海などのプログラミング教育現場にも訪れ、先進的な事例を多く取り入れている。

兵庫県姫路市 産業局 農林水産部 農政総務課
プロキッズ