イチゴ栽培でAIによるデータ解析の実証実験

2022/03/08

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JA高知県佐川支所苺部会、佐川町、高知大学IoP共創センター、NTT西日本グループの4者は、佐川イチゴを起点とした農業振興と地域活性化に向けた取り組みの一環として、イチゴの収穫量増加と品質向上を目的とした圃場のデータ取得およびAIを活用したデータ解析に関する実証実験を開始した。

イチゴ AI解析 圃場データ NTT西日本 スマート農業JA高知県佐川支所苺部会、NTT西日本、佐川町、高知県の4者は2021年4月に連携協定を締結し農業のDX化による地域活性化に取り組んでいる。このたび、佐川町のイチゴ圃場において、収穫量増加と品質向上を目的に、イチゴ農家の栽培データを取得し、AIで解析することで、経験や勘の見える化と継承可能なモデルづくりを目指した実証実験を行うこととなった。

佐川町は、高知県の中西部にあり、仁淀川の流域に位置する山間部の町。「日本の植物学の父」といわれた植物学者の牧野 富太郎博士の出身地であり、佐川町では以前から植物を育てることを通じて人々がつながりあう、“植物の街”を目指した「まちまるごと植物園」といった取り組みを行っている。農業の観点でもイチゴ、トマト、ニラなどの施設園芸(ハウス栽培)が盛んで、なかでもイチゴは高知県下でもトップクラスの産地として知られている。

イチゴ AI解析 圃場データ NTT西日本 スマート農業

写真左:ICT設置の様子。
写真右:カメラ設置の様子。

実証実験では2月上旬~2024年3月下旬の期間、佐川町のイチゴ圃場にICTセンサーとカメラを設置し、環境・生育・行動データを取得し、AIを用いたデータ解析、収穫量・品質との因果関係の分析により、経験や勘の見える化と継承可能なモデルの確立を目指す。

イチゴ AI解析 圃場データ NTT西日本 スマート農業

実証フィールド(佐川町イチゴ農家の圃場)。

各者の役割は、以下の通り。
JA高知県佐川支所苺部会:圃場提供、栽培データ取得協力、栽培技術ノウハウの提供
佐川町:地域おこし協力隊による生育・行動データ調査支援
高知大学IoP共創センター:AIによるデータ解析、相関分析、解析結果の見える化
NTT西日本グループ
・NTT西日本高知支店:実証環境構築・運用、環境・生育・行動データ取得
・地域創生Coデザイン研究所:栽培技術継承モデルの立案

また、今後の展開として、新規就農者の増加や栽培技術継承に向け、同実証を通して立案した栽培技術継承モデルの有用性の検証に取り組む。農作物の価値向上や販路拡大についても検討を進め、農業振興と地域活性化を目指す。

NTT西日本ニュースリリース