“食の世界遺産”「味の箱船」に9産品が登録 (一社)日本スローフード協会

2020/09/16

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一般社団法人日本スローフード協会は、“食の世界遺産”「味の箱船」に、日本各地から9つの産品が同時登録されたと発表した。

食の世界遺産「味の箱舟」とは、世界160カ国以上1,500支部があり、10万人以上のネットワークを持つ、世界規模の組織「スローフード協会」(本部:イタリア)が推し進めているプロジェクトの1つ。美味しさ、伝統、環境性・社会性、生産の希少性、消滅の可能性の5条件に適合する食材・食品を世界共通のガイドラインで選定し、様々な支援策によって、その生産や消費を守り、地域における食の多様性を守ろうというものだ。

1996年のプロジェクト開始から、現在5,000以上の世界中の動物、果物、野菜の品種と加工食品などが登録され、“食の世界遺産”とも呼ばれる国際カタログとなっている。今回は、近年では珍しく日本各地で9産品が同タイミングでの登録となった。これで今回の9産品をあわせて、日本国内で味の箱船の登録は計50品となった。

今回、同時登録された9産品は以下の通り。

味の箱舟 登録

今回登録された産品。上段左から内藤とうがらし、伊豆田子節、鰹色利、中段左から高原山椒、カーラべ (シコクビエ)、花もち、下段左から種蔵紅かぶ、伊勢いも、阿波晩茶。

内藤とうがらし(東京都新宿区)
伊豆田子節(静岡県西伊豆町)
鰹色利(静岡県西伊豆町)
高原山椒(岐阜県高山市)
カーラべ (シコクビエ)(岐阜県高山市/飛騨市)
花もち(岐阜県飛騨地域)
種蔵紅かぶ(岐阜県飛騨市)
伊勢いも(三重県中南勢地区)
阿波晩茶(徳島県上勝町/那賀町)

登録産品の詳細はこちら

今後、今回登録となった「味の箱舟」産品に関するイベントが日本各地で予定されている。

地域の宝とも呼べる食材・食品は日本中にあるが、それを認知させ、価値を持たせるということは大変なことで、生産者の力だけでは困難といえる。

「味の箱舟」やGI登録といった、さまざまな要件をクリアして登録される制度は、消費者の認知度をアップし、世に出るチャンス。味や品質の良さはもちろんだが、「希少性」「ストーリー」も商品価値を向上させる要因となるのだ。

一般社団法人日本スローフード協会
「味の箱舟」プロジェクト