非FITの営農型太陽光発電でブルーベリー栽培

2021/07/13

  • facebookでシェアする
  • twitterでシェアする
  • LINEでシェアする
  • はてなブックマークでシェアする

三菱HCキャピタルのグループ会社・HGEと西武造園の子会社・西武アグリは、埼玉県所沢市内への太陽光発電の供給とブルーベリーなどの栽培を両立するソーラーシェアリングを行う「所沢北岩岡太陽光発電所」の竣工式を行った。

三菱HCキャピタル 西武アグリ 営農型太陽光発電 非FIT ブルーベリー ブドウ

所沢北岩岡太陽光発電所。

所沢北岩岡太陽光発電事業は、環境省の「令和2年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(廃熱・未利用熱・営農地等の効率的活用による脱炭素化推進事業)」と、所沢市の「令和3年度所沢市スマートハウス化推進補助金」を受けた事業。官民一体で、遊休地となっていた農地を活用した事業を推進し、西武アグリが太陽光発電システムの下でブルーベリーやワイン用・食用ブドウを栽培する。

農地全体の面積は約1.7ha、うち約1.3haに太陽光パネルを設置した。パネル出力は989.04kW、連系出力は約700kW。年間発電量は、一般家庭311世帯分に相当する約1119MWhの見込み。固定価格買取制度(FIT)を利用しない非FIT発電所になる。

発電した電力は、地域新電力のところざわ未来電力に全量売電し、所沢市の公共施設に供給することで電力の地産地消を図る。これは市役所本庁舎の使用電力の約42%にあたり、年間約500トンのCO2排出削減効果が期待できる。所沢市が進める「所沢市マチごとエコタウン推進計画」の柱の一つである再生可能エネルギーの積極的な導入にも貢献する。事業主体はHGE、施工は西武造園が担当し、5月15日に運転を開始している。

三菱HCキャピタル 西武アグリ 営農型太陽光発電 非FIT ブルーベリー ブドウ

太陽光パネルの下で栽培されるブルーベリーの苗。

太陽光パネルの下では、西武アグリが営農事業者となってブルーベリーとワイン用・食用ブドウを栽培する。8年目には年間1万3600kgの収穫量を見込んでいる。

三菱HCキャピタルグループは、「環境・エネルギー」に注力しており、国内外で再生可能エネルギー発電事業や自家消費型太陽光のPPA(PowerPurchaseAgreement)事業、プロジェクト投融資などを推進。HGEは、国内における太陽光発電所の運営やPPA事業を展開し、企業・地域が抱える問題の解決を図っている。

また西武造園は、西武グループにおける「造園・緑地事業専門会社」として設計・施工・維持管理・運営までワンストップなサービスを提供。造園事業を通じて培った植物の育成管理技術や農業公園での管理運営ノウハウを活用した事業を展開するため、2020年4月1日に西武グループ初の農業事業を担う子会社として西武アグリを設立した。同事業では、農業と発電事業を両立する新たなビジネスモデルの営農事業を担うことで、沿線地域の活性化や雇用創出、環境保全を目指す。

三菱HCキャピタル
西武アグリ