GI登録に「富山干柿」と「山形ラ・フランス」が登録

2020/08/21

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農林水産省は8月19日、「富山干柿」と「山形ラ・フランス」をGI(地理的表示)登録したと発表した。

地域には、伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地等の特性が、品質等の特性に結びついている産品が多く存在している。これらの産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録し、保護する制度が「地理的表示保護制度」。

GIへの登録によって、専用のマークを付けることができ、ブランドを守りやすくなる。

このたびGI登録された「富山干柿」と「山形ラ・フランス」の概要は以下の通り。

富山干柿

■富山干柿
登録生産者団体:農事組合法人富山干柿出荷組合連合会
生産地:平成16年10月31日時点における行政区画名としての富山県西砺波郡福光町及び東砺波郡城端町(現在の富山県南砺市内の一部)
特性
現在の富山県南砺市内にある旧福光町及び旧城端町で約300年以上前から栽培している産地固有品種の柿である「三社(さんじゃ)」を原料とした干柿。飴色で砲弾型のずしりとする大きさといった外観上の特徴のほか、強い甘みと歯ごたえをもった味と食感を持つ。
地域との結び付き
「三社」は、窒素成分が多いと発病しやすいたんそ病に対して極めて弱いため、生産地の赤土で肥沃ではない土壌が生産に適している。生産地は、多雪地帯であるが、「三社」は上に伸びる性質が強く、高い位置に主枝が発生し、雪害を受けにくい。1955年以来、「三社」において、大果性、干柿歩留まり、肉質の良さの点で優れる系統を選抜。

山形ラ・フランス

■山形ラ・フランス
登録生産者団体:山形県「ラ・フランス」振興協議会
生産地:山形県
特性
剪定・摘果の栽培管理や追熟の期間を踏まえた適切な時期での出荷が地域で徹底されているため、ち密な果肉、果汁の多さ、独特の芳香で食味が良いというラ・フランス品種の特有の品質が存分に発揮され、かつそのバラつきも小さい。
地域との結び付き
1980年代から、県は生食用としてラ・フランスの生産振興を図り、官民一体となって栽培技術の開発に取り組み、1988年に、山形県立園芸試験場(現在の山形県農業総合研究センター園芸農業研究所)が、後の出荷の基準日設定の基礎となる収穫期の予測や産地追熟の技術を確立した。果実が病害に感染しやすい6~9月の降水量が他の産地より比較的少なく、果実に養分が蓄積される8~9月の日較差が9.4~10.3℃と大きい山形県は、日本のラ・フランス産地の中でも適地にあたる。

農林水産省「地理的表示(GI)保護制度」