農業特化のクラウドファンディングサイトがスタート

2020/12/03

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全農ECソリューションズは、農業に特化したクラウドファンディングサイト「AGRISSIVE!」を開設した。

全農ECソリューションズ 食と農のクラウドファンディング「AGRISSIVE!」 クラウドファンディング「AGRISSIVE!」では、自然災害で被災した産地・生産者の農畜産物の応援購入プロジェクト、新規作物の栽培にチャレンジしたい生産者や六次産業化商品を開発したい事業者のプロジェクトなどを、クラウドファンディングサイトを通して応援していく。また、支援者には、実行者からの活動報告を配信、プロジェクトが成立した場合はその産地ならではの特産物をリターン品として送るなど、産地とのつながりを育む。

※プロジェクトとは:実行者の持つ目標の達成とその実現に必要な資金を集める計画のこと。本サイトでは特に農畜産物に関わる目標と計画に対して本サイト利用者に支援コースを購入してもらう代わりに、その支援コースの金額に応じた商品や体験を返礼する。

同社が「AGRISSIVE!」を開設した目的は2つ。

1つは、「生産者と消費者を安心で結ぶ懸け橋になる」こと。生産現場が直面している課題を、インターネットを通じて広く社会に情報発信するとともに、その課題を乗り越えようとする生産現場の想いと、それに共感し応援しようと考える消費者の想いを「資金」という形でマッチングをすることで生産現場の課題の解決と日本農業へのファンづくりをする。

もう1つは、「全農グループの強みを生かした支援のカタチ」として生産者を支えていくこと。一般的なクラウドファンディングは資金調達まで。「AGRISSIVE!」では、資金調達のその先にあるプロジェクト実行者(生産現場)の事業を営農指導、生産資材の供給、または多様な販売形態の提供など、グループ各社・各事業との連携により、プロジェクト実行者(生産現場)の事業完遂を最後まで支えていくとしている。

支援を受けたい生産者(プロジェクト実行者)となるには、JAグループの推薦を受けた個人または法人に限定される。プロジェクトの相談や掲載などには費用は掛からず、プロジェクトが成立した場合の総支援金額に対して15%の手数料が発生する仕組みとなっている(決済手数料含む)。

全農ECソリューションズ 食と農のクラウドファンディング「AGRISSIVE!」 クラウドファンディング

現在アップされているプロジェクトの1つ「『よかもん!熊本エールproject』熊本豪雨災害と復興に尽力する人たちの思いを風化させないために」。プロジェクト目標金額は300万円。

12月3日現在、熊本豪雨災害で被害にあった生産者を応援する「『よかもん!熊本エールproject』熊本豪雨災害と復興に尽力する人たちの思いを風化させないために」、新型コロナウイルスの影響で出荷が激減した花キ農家、花屋を応援する「お花を飾ろう#おうちフラワーおおいた」など、4つのプロジェクトが進行中だ。

※クラウドファンディング
新規事業や新製品開発など資金を調達する必要があり、従来は金融機関からの借入れや、地方自治体による融資、ベンチャーキャピタルの出費といった方法が一般的だった。
近年、新しい資金調達の方法として注目を集めているのが「クラウドファンディング」。「クラウドファンディング」とは、「群衆(Crowd)」と「資金調達(Funding)」という言葉を組み合わせた造語で、インターネットを通じて不特定多数の人に資金提供を呼びかけ、趣旨に賛同した人から資金を集める方法だ。不確実性の高い新規事業など、これまではリスクを負って自己資金を投入するか、実績を作って融資を依頼するしかなかったケースでも、クラウドファンディングなら賛同者から資金を集めてスモールスタートを切ることができる。また、最近では賛同者の多さにより「世の中に受け入れられるかどうか」というマーケティングを兼ねて、新規事業の可能性を世の中に問うという面もある。

食と農のクラウドファンディング「AGRISSIVE!」
全農ECソリューションズ