「みどりの食料システム戦略」技術カタログ公開

2022/02/04

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農林水産省は、令和3年5月に策定した「みどりの食料システム戦略」の実現に向け、近年開発された技術で、現場への普及が期待される技術を取りまとめた「みどりの食料システム戦略」技術カタログを作成し、1月27日に公開した。

みどりの食料システム戦略 農林水産省 技術カタログ 栽培技術 スマート農業 土壌 病害虫 防除

公開された「みどりの食料システム戦略」技術カタログの表紙。(出典:農林水産省)

カタログでは作目別に167件の技術を収録し、技術の概要、技術導入の効果、みどりの食料システム戦略における貢献分野(温室効果ガス削減等)、導入の留意点、価格帯、改良・普及の状況、技術のお問い合わせ先等を記載している。

掲載技術は、農研機構や地方公設試等で開発された技術について、図表を交えて紹介しているので、わかりやすく簡潔にまとめられている。

みどりの食料システム戦略 農林水産省 技術カタログ 栽培技術 スマート農業 土壌 病害虫 防除 新品種

掲載事例(キュウリ)。技術の概要、技術導入の効果、みどりの食料システム戦略における貢献分野(温室効果ガス削減等)、導入の留意点、価格帯、改良・普及の状況、技術の問い合わせ先等を記載している。(出典:農林水産省)

具体的な紹介技術の例としては、「水稲」では、 事前乾燥を取り入れた水稲温湯種子消毒(農薬に要するコストを削減でき、耐性菌にも効果を発揮)、「露地野菜」では、土づくりと減肥のための緑肥利用マニュアル(緑肥の種類等に応じた減肥量を提示)、露地キュウリ栽培で発生するCMVとWMVを同時に防除できる混合ワクチン接種苗(化学農薬に依存しない防除が可能)、「果樹」では、“<w天>防除体系”天敵が主役の新しい果樹のハダニ防除技術(殺ダニ剤の散布を慣行の1/3以下に削減)、「畜産」では、アミノ酸バランス改善飼料給与による温室効果ガス削減(尿中に排泄される窒素量を約60%低減、汚水処理過程で発生する一酸化二窒素を40%削減)、その他には、マイクロ波抽出と簡易測定キットによる土壌養分の簡易評価手法(減肥可否診断を現場において簡易・迅速に評価)などだ。

カタログは農水省HPで無料でダウンロードできる。全体版と作目別(水稲・畑作・露地野菜・果樹・施設園芸・花キ・茶、畜産・養蚕・その他)で公開されている。
※カタログのダウンロードはこちら

新技術を知ることができるとともに、栽培暦の見直し、現場への導入などに活用できる。

農林水産省・プレスリリース
「みどりの食料システム戦略」技術カタログ(ダウンロードページ)
農林水産省