保管中農産物の損害を補償 全国農業共済協会が新設

2020/08/31

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保管中農産物補償共済農業共済団体(NOSAI団体)は、9月から農家が倉庫などに保管している農産物を対象に、火災や自然災害、盗難などによる損害を補償する「保管中農産物補償共済」を新設する。

本共済は、NOSAI団体が実施する農作物、果樹および畑作物共済の加入者が生産し、保管する農産物が補償の対象となる。

NOSAI団体では、平成27年9月の台風18号に伴って発生した関東・東北豪雨において収穫後に農家の納屋等に保管していた米穀が水害により被害を受けたことを踏まえ、米穀、麦及び大豆について、保管中の事故をカバーする収容農産物補償を建物総合共済の特約として既に平成28年から導入している。

しかし、令和元年の台風15号および台風19号等により、この収容農産物補償特約の補償対象外の果樹(りんご等)で被害が発生し、十分な補償ができなかったことから、米穀、麦および大豆以外の果樹および畑作物共済の対象作物についても、収穫後から出荷までの保管中の事故を幅広くカバーする保管中農産物補償共済を新設することとした。

これによりNOSAI団体では、保管中の農産物の補償について、青色申告農家には収入保険制度で、農作物、果樹および畑作物共済の加入者には、今回の保管
中農産物補償共済で幅広く補償を提供できるようになった。

【保管中農産物補償共済の特徴】
・補償対象は、米穀・麦をはじめ、ミカン、リンゴ、ナシ、ブドウなどの果実や大豆などの畑作物まで幅広い品目をカバー。

・対象となる事故は、火災および水害などの自然災害に加え、盗難、運送中の事故による損害も補償。

・損害額の全額(地震等の事故の場合は損害額の30%)を共済金として支払う(加入口数に応じた共済金額が支払限度額となる)

・1品目1口当たりの共済金額100万円で、必要な共済金額(口数)まで加入可能。

・出荷前の一時保管向け(Aタイプ)と通年保管向け(Bタイプ)の2つの補償対応があり、選択可能。
補償期間:
①Aタイプ(一時保管向け):共済責任開始日から連続した120日間
②Bタイプ(通年保管向け):共済責任開始日から1年間

共済掛金は、1品目・1口当たりでAタイプで2,500円、Bタイプで6,500円となる。

詳細は最寄りの共済組合へ問い合わせのこと。
全国共済組合