佐賀・新品種ミカン、ブランド名は「にじゅうまる」

2021/02/12

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佐賀県 ミカン にじゅうまる 新品種 佐賀果試35号

佐賀県のミカンの新品種「にじゅうまる」。中晩柑で、食べ応えのある大きさやジューシーな甘みが特長。

佐賀県が開発した新品種のミカンのブランド名が「にじゅうまる」に決まった。3月上旬から東京等に向け出荷を始める。

佐賀県は1986年以降30年にわたり「ハウスミカン」の生産量で日本一を誇る。しかし、生産者の高齢化や単価の低迷、他地域品種の台頭などを背景に、佐賀県生まれで高単価を見込める新しいかんきつの誕生が、長年待ち望まれていた。そうした中で、約20年の歳月をかけて開発されたのが新品種「にじゅうまる」だ。

「にじゅうまる」は、佐賀県果樹試験場が1996年から開発し、2017年に品種登録された。登録名は「佐賀果試35号」。交配組合せは、西之香×太田ポンカン。県の独自ブランドとしては1988年に販売を始めた「サガマンダリン」以来になる。

「にじゅうまる」は、直径85~90mmと大玉で、重さは350~400g。糖度は12度以上と高い。爽快な香り、プチッとした食感と、一気にあふれるジューシーな果汁。豊かな甘味と、ほどよい酸味。絶妙なバランスで美味しさをぎゅっと閉じ込めた「中晩柑のフルコース」と紹介する。また、貯蔵性に優れる品種なので、他の中晩柑より長く市場に出回ることも期待されるとしている。

佐賀県 ミカン にじゅうまる 新品種 佐賀果試35号

「にじゅうまる」の発表会に出席した加茂 達也・JAからつ果樹部会長(左)や山口 祥義・差下限知事(左から3人目)ら関係者。

県内で2月10日にブランド発表会が行われ、ブランド名とロゴが披露された。山口 祥義・佐賀県知事は「佐賀県を代表するブランド柑橘をつくりたいという人達の20年分の夢と努力がここに結実しました。切ったときの断面が◎(二重丸)に見える美しさと、身体中にじゅわっと広がる感覚を楽しんでいただければと思います」とコメント。

佐賀県 ミカン にじゅうまる 新品種 佐賀果試35号

ブランド名はコピーライター渡辺 潤平氏が担当。見た目、香り、甘さ、果汁、食感。そのすべてが「二重丸」。佐賀の期待を背負って生まれた上出来なミカン。その自信を力強く、まっすぐに表現したとのこと。
ブランドロゴは、アートディレクター永井 一史氏が担当。◎の記号性を活かした大胆なデザインを採用。ベースとなる太字の力強さを保ちながら、筆文字の持つ繊細なニュアンスを加えることで伝統や愛嬌を表現しているとのこと。

ブランド名は、コピーライター渡辺 潤平氏、ブランドロゴは、アートディレクター永井 一史氏がそれぞれ考案。

また、記念すべき発表の日とブランド名をかけて、2月10日を「にじゅうまるの日」として制定し、(一社)日本記念日協会に記念日登録されたことも発表した。

今年度は、10戸の生産者、約1.1haの栽培面積で、約32tの出荷を見込む。3月上旬ごろから東京をはじめ各地に出荷を開始する予定で、佐賀県内では3月5日(金)より店頭販売を開始。今後県内の「にじゅうまる」生産農家を拡大し、生産量を年々増加させていく予定だ。

「にじゅうまる」
佐賀県