水害農機を買取し、海外で蘇らせるプロジェクト

2020/09/08

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MEトレーディング国内最大級の農機具貿易商社として、世界各国へ輸出を手がけているMEトレーディングは、「令和2年7月豪雨」で故障した農機を再び使用できる状態までメンテナンスし、海外で蘇らせるプロジェクトを8月より本格的にスタートしているが、対象を台風などの水害にも広げる。

なお、農機買取は、同社の親会社であるマーケットエンタープライズが対応。グループの連携により、これまで蓋然性の低かった不稼働農機具の買取が実現し、買取から整備・修理、その先の輸出までが、ワンストップで可能となった。

買い取りの対象は、トラクター、コンバイン、田植機など。その他の機械は買取申し込み時に現物を確認しながら査定する。

「令和2年7月豪雨」では、熊本県を中心に中部地方など全国各地に甚大な被害が発生した。また、最近でも台風10号など水害が頻発し、土砂や浸水などで損傷した農機も多く、エンジンがかからないために作業に使えないばかりか、移動させることすらできずに困惑している被災農家も少なくないだろう。

同社の親会社であるマーケットエンタープライズでは、中古農機の買取ビジネスを行っており、「西日本豪雨」や「令和元年房総台風」などで浸水被害を受けた農機の買取依頼が複数寄せられていた。しかし、浸水した農機はエンジンからの引火や火災の恐れがあることや、公的助成金を利用した買い替えが多い被災農機は、その性質上、国内での再流通が極めて難しい状況であり、買い取りニーズになかなか応えられないでいた。

今年4月にマーケットエンタープライズのグループ会社として設立されたのが同社で、地場で農機具の買い取りや海外輸出を行っていた旺方トレーディングから譲り受けた事業により、高い整備技術を用いた不稼働農機具修理と、災害によって故障した農機の海外での再流通が可能となり立ち上げたプロジェクトが今回の取り組みだ。

80カ国を超える取引実績をもとに各国の相場を把握し、可能な限り高い買値での買取を実施することで、被災農家への経済的負担の緩和を図ると同時に、持続可能な社会形成を目指していく。

■買取の申し込み
ウェブサイト:農機具高く売れるドットコム
電話受付:0120-559-587(9:15~21:00)
※新型コロナウイルス感染症の拡大の状況、政府・自治体からの要請等により、受付時間が変更される可能性がある。

【注意!】
泥水に浸かった農業機械は絶対にスイッチを入れないでください。
一度泥水に浸かった機械の取扱いについて、(一社)日本農業機械化協会が取りまとめているので、まずはそちらを参照のこと。
(一社)日本農業機械化協会「洪水の被害を受けた農業機械について

マーケットエンタープライズ