ユーグレナ入り肥料で収穫量増加などの可能性

2021/09/01

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ユーグレナ ユーグレナ有機化成肥料 収量増量 鮮度低下抑制 肥料

ユーグレナ有機化成肥料。

ユーグレナは、微細藻類ユーグレナを肥料として利用することで、作物の収穫量が増加し、また、収穫後の作物鮮度の低下が抑制される可能性を示唆する研究結果を発表した。また、追加研究に向けて開発中のユーグレナ入り有機化成肥料のモニター試験に参加する農家を募集している。

同社はこれまで、ユーグレナの新規用途開発の一環として農業分野でのユーグレナ利活用に取り組んでおり、ユーグレナ液体肥料の試作やユーグレナ培養土のテスト販売を行ってきた。この度、ユーグレナの農業分野におけるさらなる利活用や機能を追求することを目的に、小橋工業と全農アグリウエストとともに肥料の共同研究を実施した。

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※本検証は1期のデータ。

同社は今年、佐賀市に開設した「サステナブルテック・ファーム」において、ユーグレナを配合した有機化成肥料の効果検証のための栽培テストを実施。その結果、ユーグレナを含まない有機化成肥料と比較して、ユーグレナを含む有機化成肥料では野菜(コマツナ、ホウレンソウ)1株あたりの可食部重量の増加が確認された。

ユーグレナ ユーグレナ有機化成肥料 収量増量 鮮度低下抑制 肥料また、ユーグレナが土壌や作物に与える影響の網羅的検証プログラムの一環として、収穫後の野菜(コマツナ)を7日間冷蔵保存して重量減少を測定した結果、化成肥料に加えてユーグレナを施肥した区では、ユーグレナを含まない化成肥料や牛糞や鶏糞を使用した有機肥料と比較して、コマツナの重量減少率が低下し、水分などの揮発成分の蒸発が抑制される傾向を確認した。この結果から、ユーグレナを作物栽培の肥料として利用することにより、収穫後の作物鮮度の低下を抑制する可能性が示された。なお、本検証は2期に渡り効果を確認しており、成果に関する特許出願を完了している。

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ユーグレナ有機化成肥料。モニター農家には、最大で3袋が無償で提供される。

この結果により、ユーグレナ有機化成肥料のモニターを募集し、さらなる検証を進めていくとしており、モニター試験に参加する農家を募集中だ。農家の畑を借りて、モニター試験として収穫量のデータ測定を中心に、効果や使いやすさ等に関するアンケートを実施する。協力農家には、農地面積に応じて1農家あたり最大3袋を無償で提供。応募締切は、2022年9月30日まで。モニターを希望する農家はこちら

【ユーグレナ有機化成肥料概要】

商品名:ユーグレナ有機化成肥料
内容量:15kg
商品特性:
・有機化成肥料に特殊肥料であるユーグレナを配合した、特殊肥料入り指定混合肥料
・原料は、植物油かす類、硫酸アンモニア等
・主な成分は、窒素8%、リン酸%%、加里8%
・ユーグレナの作用により作物の生育を促進させ、収穫量を増加させる可能性がある
・即効性の化成、緩効性の有機を程よく配合した粒状肥料で、作物全般に使用可能
・コマツナでの植害試験により安全性を確認(全植物の生育を担保するものではない)

【参照】ユーグレナとは
ユーグレナは、ワカメや昆布、クロレラと同じ藻の一種で、動物と植物の両方の特徴を持っており、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など59種類の栄養素をバランスよく含んでいる。なお、ユーグレナ特有の成分でβ-グルカンの一種であるパラミロンは、近年機能性についての研究が進み、食品や化粧品などのヘルスケア分野などでの活用が期待されている。

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