タネまで美味しい極小種スイカ「ぷちっと」デビュー

2021/07/14

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スイカ 新品種 ぷちっと ナノシード 極小種スイカ 萩原農場

萩原農場が開発した極小種スイカ「ぷちっと」。

タネ(種)が極小で、気にせずに食べられる大玉スイカを、スイカとメロン専門の種苗会社・萩原農場が開発し、今年デビューした。タネは通常の8分の1程度の大きさで、口の中でかんでもプチッとつぶれるから名前も「ぷちっと」。20年にわたる研究の成果で、市場に本格的に出回るのは来年になる見通し。

昨今、タネなし品種の開発が行われ、数々のタネなし品種が生まれている。しかし、タネなしは栽培面での手間やコストがかかるという課題がある。

そこで萩原農場は、「タネを極限まで小さくし食べられるサイズにする」という発想で、新品種の開発をスタート。約20年、2万通りの交配から生まれたスイカの新品種が「ぷちっと」だ。

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タネは通常の8分の1程度の大きさ。

「ぷちっと」は、極小種ナノシードが特徴。タネが口にはいっても邪魔にならないサイズに改良しており、そのまま食べても気にならず、噛むと「ぷちっ」と美味しく感じられる。また、糖度は11度以上と甘い。風味、シャリっとした食感を追求し、これまでにない食べやすさとスイカらしい味わい両立した。さらに、日持ちも悪くない。

現在、「ぷちっと」は試験的に先行販売中で、食文化が運営する「うまいもんドットコム」で6月に販売。数量が少なく、すぐに売り切れてしまったが、食べやすいという声が、消費者から届いている。このほど各地で実験栽培していたものが出荷できる品質に仕上がったため、7月から本格的に「豊洲市場ドットコム」本格販売をスタートする。

今後、各地での栽培結果や消費者の反応なども確認し、来年には生産者に種が出荷される見通しだ。

【参照】スイカは熱中症予防にも効果大 「食べるスポーツドリンク」
最近では、屋外だけでなく、室内でも脱水に気づかず熱中症で搬送される人が急増しているという。スイカは水分が90%で、身体の細胞の脱水を防ぐカリウム、ミネラルも補給できる。ほんの少し塩を振ればスポーツドリンクと同様の成分となり「食べるスポーツドリンク」と呼ばれるほど熱中症に有効だ。また、「ぷちっと」ならば、タネをそのまま食べることで、種子に含まれるリノール酸やたんぱく質、ビタミンB郡やEを摂ることもできる。平成17年に厚生労働省と農林水産省が健康増進と生活習慣病予防などのために作成した「食事バランスガイド」では、果物は毎日の食生活に欠かせない食品と位置づけられ、スイカの場合、1日に200g(2切れ程度)食べることが推奨されている。その他、スイカについてさまざまな魅力や健康・美容効果などの情報は「スイカ倶楽部」へ。

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