新品種最新情報 2020年7月28日

農業ビジネスベジVol.30(2020年夏号)より転載

2020/07/28

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秋まきの新品種から寒玉キャベツ5品種など、新品種が続々登場している。秋の作付けの参考にどうぞ。

新潟大学が暑さに強いコシヒカリの新品種を開発
コシヒカリ新潟大学NU1号
新潟大学・刈羽村先端農業バイオ研究センターの研究グループ(三ツ井敏明教授ら)は、細胞培養変異法を用いて、高温登熟性が改善され、登熟期に高温および高CO2環境にさらされても玄米品質低下が軽減されるコシヒカリ新品種「コシヒカリ新潟大学NU1号」の開発に成功した。
コシヒカリは、登熟期に平均気温が27度以上になると、実が白濁し品質が低下してしまうが、「コシヒカリ新潟大学 NU1号」は、猛暑でも品質低下を抑えることができる。
今後は新潟県および刈羽村と連携し、病気に強い品種等と掛け合わせるなどしてさらに改良を図る。

新潟大学
問い合わせ:新潟大学・刈羽村先端農業バイオ研究センター

生産現場の省力化に貢献するカリフラワー「オーナメントホワイト」

サカタのタネは、包葉性、生育のそろいに優れ、生産現場の省力化に貢献するカリフラワーの新品種「オーナメントホワイト」を発売した。
一番の特徴は外葉が花蕾を包み込む「包葉性」に優れている点。自然に葉が花蕾を包み込むため、縛葉作業の大幅な軽減が期待できる。生育の揃いがよく、収穫作業性も良好。ボトニングに強く、比較的耐暑性もあるため、一般地の晩春から初夏収穫、高冷地の初夏収穫でも安定した収穫が期待できる。肥大性に優れ、花蕾は純白で出荷時の評価が上がりやすい。

問い合わせ:サカタのタネ
野菜統括部 ☎045-945-8802

初期より果実肥大が早く、複合耐病性をもつキュウリ「瑞帆」

久留米原種育成会は、初期より果実肥大が早く、複合耐病性をもつキュウリ「瑞帆(みずほ)」を発売した。
果実肥大が早く長期にわたり安定しているため、秀品率も高く多収。一方で、枝はゆっくり伸長し、徒長しにくい特性から、中後半の整枝労力が軽減できる。尻細果、尻太果の発生が少なく、果形・果長は安定し、極濃緑色で光沢があり、高温期・低温気でも退色しにくい。

問い合わせ:久留米原種育成会☎0800-808-0840

 

トキタ種苗、晩抽系品種の一本ネギ2品種

TSX-662とTSX-489

他社製品との比較。茨城県にて5月に撮影(幡種は、前年10月)。

トキタ種苗は、晩抽系F1一本ネギを2品種発売した。
「TSX-662」は、4月収穫の春ネギ作、トンネルを用いた5、6月収穫の初夏ネギ作のどちらにも好適。葉は濃緑色で首部も丸く硬く仕上がる。春ネギ作での坊主の出現は非常に遅く、高単価の端境期を狙った作付けが可能。
「TSX-489」は、「深緑の誘い(「TSX-519」)」をより晩抽に改良した伸張性、肥大性に秀でた品種。価格が高くなる初夏ネギ作の早期出荷に好適。
両品種とも初夏ネギに見られる首部の緩みがなく、市場性の高いネギが出荷可能。揃い良好で分けつもないため高単価に取り引きされる規格に歩どまりよく仕上がる。

問い合わせ:トキタ種苗☎048-685-3190

 

べと病に強い、伝統的なジェノベーゼタイプのバジリコ「TSGI-208バジル」
TSGI-208バジル
トキタ種苗は、べと病に強いバジリコ「TSGI-208バジル」を発売した。
主にペースト原料に使われている、いわゆる伝統的なジェノベーゼタイプ。ジェノベーゼの命である「香り」のバランスを維持しながらもべと病耐病性を持ち、激発地以外ならば発病程度は低い。生育は極早生で非常に勢いよく生育するため、株どりも可能だ。

問い合わせ:トキタ種苗☎048-685-3190

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