ナスの機能性を普及促進「機能性野菜ナスコンソーシアム」設立

2020/09/01

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機能性野菜ナスコンソーシアム機能性野菜ナスコンソーシアム準備委員会は8月6日、機能性野菜ナスの普及促進を目的とした「機能性野菜ナスコンソーシアム」を設立した。

本コンソーシアムは、農研機構生研支援センター革新的技術開発・緊急展開事業うち経営体強化プロジェクト「新規機能性成分によるナス高付加価値化のための機能性表示食品開発」(2017年度~2019年度、研究代表者:信州大学学術研究院農学系准教授  中村浩蔵)(以下、ナス高機能化プロ)の研究成果の普及・活用を目指して発足し、産学官問わず幅広い機関、企業が参画している。

運営面では、中村准教授が会長を務める運営委員会がファシリテートを行い、定期総会を設ける他、会員間で意見交換する場を持つ。

また、会員に対してナス機能性表示食品の届出サポートや、ナスに豊富に含まれる新規食品機能性成分であるコリンエステルの分析受託、機能性野菜ナスに関する共同研究・受託研究等のコーディネートを行い、機能性野菜としてのナスの普及に努める。

すでに、本コンソーシアム事務局である信大発ベンチャー・ウェルナスが、ナス高機能化プロの成果を基に、ナス由来コリンエステル(アセチルコリン)を機能性関与成分とするナスサプリメント「ウェルナスサプリ(届出番号F129)」の届出を完了(受理)しており、今後、生鮮ナスおよびナスを原料とする機能性表示食品が増えていくことが期待される。

現在、参画機関数は17機関(8月6日現在)で、今後も本コンソーシアムへの参加企業・機関は随時募っていく。

ナスの食品機能やナス機能性表示食品に興味のある方は問い合わせてみてはいかがだろうか。

※ナス由来コリンエステル(アセチルコリン)とは
ナスには「コリンエステル」が大量に含まれていることがわかった(ピーマンやニンジン、トマトといった定番野菜と比べても約1000倍以上)。「コリンエステル」は神経伝達物質のひとつで、交換神経活動抑制作用がある。人の活動時に高まる交感神経の活動が抑制されることで、血圧上昇を抑え、リラックス効果も期待できる。また必要以上に体内にある場合は酵素によって分解されるため、効き過ぎるということもない。さらにこの成分は熱にも強いことがわかり、さまざまな食品への応用が可能で機能性食品開発にはうってつけの素材。ナス高機能化プロで2018年に行った臨床試験で、世界で初めてナスの食品機能性(血圧改善、気分改善作用)が明らかになった。

【機能性野菜ナスコンソーシアムの概要】
会長:信州大学学術研究院農学系准教授 中村浩蔵
第1期:2020年8月6日~2021年3月31日
目的:産学官が有機的に連携し機能性野菜ナスを活用した健康の維持・増進、疾病の予防を実現する機能性食品などの開発を推進、ナス栽培を活性化し、ナス・イノベーションに資すること。
事業内容:
1. 農研機構生研支援センター革新的技術開発・緊急展開事業(うち経営体強化プロジェクト)「新規機能性成分によるナス高付加価値化のための機能性表示食品開発」の研究成果の普及・活用
2. 生鮮ナスおよびナスを原材料として含む食品の機能性表示食品の届出サポート
3. 生鮮ナスおよびナスを原材料として含む食品に含まれるコリンエステルや機能性成分の分析
4. ナスの栽培、機能性食品としての利用に関する相談や共同研究・受託研究等のコーディネート
5. ナスの食品機能、ナス機能性食品に関する情報提供
6. 会員相互および関連研究者との交流
年会費:一般会員 年額10,000円、個人会員 年額5,000円
事務局:〒105-0001 東京都港区虎ノ門 1-12-14 虎ノ門マスターズビル6F 株式会社 ウェルナス内​
問い合わせ先:☎03-6822-3107

機能性野菜ナスコンソーシアム事務局