静岡県が新規就農を目指す研修生の募集を開始

2022/04/20

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静岡県では、「がんばる新農業人支援事業」として平成16年度から毎年、他産業から農業を志す人など新規就農希望者を募集している。栽培技術の習得から農地・資金の確保まで総合的な支援を行う。今年度は4月11日から募集を開始した。

新規就農 静岡県で就農 がんばる新農業人支援事業
同事業は、静岡県内各地域の先進的な農業経営者の下で、1年間、栽培技術や農業経営を実践的に学び、研修後は、研修受入地域において先輩経営者から助言が得られる環境の中で、農業経営者を目指すというもの。

同事業では3つのタイプの就農方法により、より実践的な研修が受けられる。3つのタイプの募集要件は以下の通り。

■募集区分・募集要件
①新人材育成タイプ・地域受入型(県内9地域にて受入れ)
②新人材育成タイプ・農業法人等受入型(県内1農業法人にて受入れ)
・農業経営の開始時に45歳未満の者
・非農家または第2種兼業農家の出身者(ただし、県外出身者はこの限りでない)
・就農意欲が高く、研修終了後は研修地域に就農できる者

③後継者強化タイプ
・農業経営の開始時に45歳未満の者
・他産業に従事したことのある県内の兼業農家の出身者
・研修終了後は自家経営において、新規作目の導入や加工・販売等の新部門の事業化または事業拡大への取組が見込まれる者

■研修生募集地域および作目
①新人材育成タイプ・地域受入型(県内9地域にて受入れ)
・ふじ伊豆農協伊豆の国地区管内(伊豆の国市):ミニトマト、イチゴ
・しみず農協管内(静岡市):枝豆
・静岡市農協管内(静岡市):ジネンジョ、イチゴ
・大井川農協管内(焼津市、藤枝市):イチゴ、レタス・枝豆複合
・掛川市農協管内(掛川市):イチゴ
・遠州夢咲農協管内(掛川市、御前崎市):イチゴ、トマト
・遠州中央農協管内(磐田市、袋井市):イチゴ、トマト、シロネギ
・とぴあ浜松農協管内(浜松市):タマネギ
・丸浜柑橘農協連管内(浜松市):ミカン
②新人材育成タイプ・農業法人等受入型(県内1農業法人にて受入れ)
・株式会社おやさい(牧之原市ほか):青ネギ
③後継者強化タイプ
・研修受入先の指導農家等と申請者(農家後継者)との調整により決定

■研修期間(3タイプとも)
・事前研修:2か月程度
・実践研修:1年間

■応募~研修までの流れ(3タイプとも)
がんばる新農業人支援事業
■募集期間(3タイプとも)

4月11日(月)~5月29日(日)

■募集人数(3タイプあわせて)
25名

同事業を利用した平成18~令和元年度の研修生196名のうち、186名が就農し、それぞれの作物で農業を始めている。令和2年度は、16名が就農に向けて研修を行っているとのこと。

農業を取り巻く状況は厳しく、新たに就農・参入するためにはさまざまな問題があるといえる。自立就農をするには、農業経営を開始する際に必要な機械や施設等の導入に要する資金に加え、研修期間中や経営が安定するまでの生活資金など、ある程度の自己資金が必要となる。加えて、農業技術の習得に加え、本人の努力・熱意、体力、地域住民との協調も求められる。

応募にあたっては、現地を一度訪問して農業経営者から直接話を聞いたり、農業体験を行う等により、就農に向けた情報収集を行うとともに、本当に自分自身の希望するライフスタイルに合うのか、しっかり検討を行うようにしよう。同県によると、令和3年度に研修を開始した研修生は、6割以上の方が1年以上、残りの方も最低半年~1年かけて情報収集を行っているという。

応募に当たっては、必ず事前に書類の提出先となる静岡県農業振興公社へ連絡し、就農相談を受けること。

応募方法や研修詳細、申込書類など応募にあたっての詳細は、静岡県農業振興公社のHP(https://www.shizuoka-nk.or.jp/support/)に掲載されている。

静岡県での就農を目指したい方は、同支援事業を利用することも検討してみては。

がんばる新農業人支援事業
静岡県農業振興公社