日本初!香川県がオリーブの新品種を育成

2021/03/22

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香川県は同県農業試験場小豆オリーブ研究所が、産業技術センター発酵食品研究所の協力も得て育成した、オリーブの「香(か)オリ3号」、「香(か)オリ5号」について、農林水産省において3月18日付けで品種登録されたことを発表した。オリーブの品種登録は日本で初めて。

今回品種登録された「香オリ3号」と「香オリ5号」の特徴は以下の通り。

香川県 オリーブ 新品種 品種

香川県が品種登録したオリーブの新品種「香オリ3号」と「香オリ5号」。(出典:香川県)

「香オリ3号」は、新漬(果実加工)・オイル兼用品種。香川県の主要品種であるミッションに比べて果実重が重く、新漬にも最適。また、オリーブ栽培で問題となる炭疽病に強い。新漬の食味やオイルの官能評価はミッションと同等で、オイル中のポリフェノール含量はミッションやルッカと比べると少ない。

「香オリ5号」は、オイル専用品種。オイル中のポリフェノール含量がミッション、ルッカより多く、辛味と苦味が際立ち、オイルの官能評価が高い。また、ミッションに比べて炭疽病に強い。

今後、これら品種の特性を最大限に活かすための栽培技術の開発に取り組んでいくとしている。

【参照】
香川県はオリーブの生産量日本一

国産オリーブ果実の96%以上を生産する香川県。日本でのオリーブの経済栽培は1908年に、農商務省の指定を受け、三重、鹿児島、香川県の三県に輸入したオリーブの苗木を植栽したのが始まり。香川県では香川県農事試験場(当時)が、香川県小豆島にオリーブの苗木を植栽した。その三県のなかで、地中海の気候に似た小豆島の木だけが残り、以来、小豆島は「日本のオリーブ栽培発祥の地」として有名になった。

オリーブの品種は、世界でおよそ1600種以上あるとされているなか、香川県ではそのうち60品種・系統が導入され、その4品種(ミッション、ルッカ、マンザニロ、ネバディロ ブランコ)が主に一般に栽培されている。香川県ではこの中でミッションが一番多く栽培されている。オリーブは、用途から果実加工(テーブルオリーブス)用、オイル用、兼用種に分類できる。

香川県「日本初!香川県が育成したオリーブの新品種が品種登録されました」
香川県・農業試験場小豆オリーブ研究所
香川県