棚田の減農薬など推進に向け実証実験 NTTドコモ

2022/04/25

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NTTドコモは4月20日、世界農業遺産に認定されている新潟県佐渡市で、棚田の水稲での減農薬栽培、無農薬・無化学肥料栽培を推進するために設立された「世界農業遺産と朱鷺の島スマート農業コンソーシアム」に参画し、ドローン空撮や水田除草ロボットおよび高度水管理システムの活用・検証などを行う実証を開始すると発表した。

NTTドコモ 世界農業遺産と朱鷺の島スマート農業コンソーシアム スマート農業 減農薬 ドローン 水田除草ロボット

実証を行う圃場。

朱鷺の放鳥とともに、生き物のための生息環境を積極的に作り出している新潟県佐渡市は、農薬や化学肥料の使用を削減した米の栽培を推進し2011年に日本で初めて「世界農業遺産(GIAHS)」に認定された。人にも生き物にも優しい農業を広げるため、無農薬、無化学肥料栽培の取り組み面積の拡大を目指している。しかし、市内には平野部の水田に加えて棚田も多くあり、管理に労力を要するため、減農薬栽培や無農薬・無化学肥料栽培に取り組むことが困難な状況だという。

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実証の全体像

同実証では、棚田地域で導入できるさまざまなタイプの畦畔草刈機、水田除草ロボット、ICTを活用した高度水管理システムなどを導入する。これにより、減農薬栽培、無農薬・無化学肥料栽培の推進に向けたコスト低減、労力軽減、収益向上につながるかどうかを評価する。また、実証した技術やノウハウを面的に展開することで、スマート農機の導入コストと効果を地域で共有するためのシェアリングサービスの可能性を検証する。

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画像認識AIを搭載した水田除草ロボット(写真左)と実証で使用する草刈機が畦畔の斜面を走行、草刈りをする様子(写真右)。

具体的には2022~2023年度の2年間にわたり、スマート農業技術による環境保全・省力化・収量維持の実現実証、急傾斜畦畔での草刈機のシェアリングの実証、棚田の高度水管理システムによる効果の実証を進める方針だ。

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高度水管理システム。

同コンソーシアムでは、この実証を通して、将来的に棚田地域も含め、新潟県佐渡市における減農薬栽培、無農薬・無化学肥料栽培をさらに拡大し、農業従事者の省力化やコメの付加価値向上による所得向上をめざす。なお、同実証は、農研機構の「スマート農業産地形成実証」に採択されている。

NTTドコモ報道発表資料(トピックス)※PDF
NTTドコモ