NTT西日本グループ、イチゴの生産・販売スタート

2021/08/11

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NTT西日本グループは8月10日、ICTを活用した閉鎖型の植物工場で生産したイチゴ「N.BERRY」を発売した。

NTT西日本 イチゴ 閉鎖型植物工場 N.BERRY

閉鎖型植物工場「いちごプラント」で栽培されるイチゴ。

NTT西日本グループでは、農産物の生産に適する環境制御を可能とするICT(情報通信技術)を利活用した閉鎖型植物工場(以下いちごプラント)でのイチゴ生産を通じ、農業振興や地域活性化に取り組んでいる。地域と連携しながら植物工場の生産技術を磨き、イチゴ生産が可能となった。

国内の農業分野において、高齢化による農業就業人口・農家数の減少が加速し、「おいしい」の技術継承が難しくなっている。また、青果は大規模農業の導入が難しいといわれている。このような背景もあり、今後の農業の振興にあたっては、持続可能性の観点から、「篤農家が有するスキルの伝承や新たな生産形態の実現」が課題となっている。

NTT西日本グループでは、社会を取り巻く環境変化がもたらす様々な課題に対し、先頭に立ってICTの力で解決をしていく「ソーシャルICTパイオニア」を目指し、異常気象や季節の影響を受けず、いつでも・どこでも・誰でも高品質なイチゴを安定的に生産できる「いちごプラント」の実現を目指し、2018年から取り組んでいた。その取り組みに共感し、おいしいイチゴ産地のJA高知県佐川支所苺部会(以下、苺部会)と連携し、苺部会からも認められるイチゴの生産ができるようになった。

その「いちごプラント」の技術を、情報通信のプロフェッショナルとしてICT技術をみがいてきたNTTビジネスソリューションズで展開し、イチゴ生産を実施。「N.BERRY」の名称でイチゴ販売を開始する。

NTT西日本 イチゴ 閉鎖型植物工場 N.BERRY

温度(空調システム)、光(LEDシステム)、水(潅水システム)を制御できる閉鎖型植物工場で、一年間を通じて安定的にイチゴを生産できる体制を整えた。

「N.BERRY」は、イチゴにとって最適な環境になるように、温度(空調システム)、光(LEDシステム)、水(潅水システム)を制御できる「いちごプラント」で生産されるため、一年を通して安定的にイチゴを生産できる。

なお、同サービス提供にかかわる役割分担として、「いちごプラント」の生産技術向上の企画についてはNTT西日本、苺部会とのICTを活用した農業振興と地域活性化に関する連携についてはNTT西日本およびNTTビジネスソリューションズ、農産物の提供はNTTビジネスソリューションズが行う。

NTT西日本 イチゴ 閉鎖型植物工場 N.BERRY「N.BERRY」という名称は、地域で培われた技とNTT西日本グループのICT技術を用いた新たな農業形態の提供で、旬のおいしさを一年中提供し豊かな暮らしを作り上げていきたいという思いを込めたとのこと。

NTT西日本 イチゴ 閉鎖型植物工場 N.BERRY

「N.BERRY」のパック。印象的なパッケージ。

「N.BERRY」のパックと粒は、青果とフルーツデザートの店「hanafru 近鉄あべのハルカス店」で販売する。

NTT西日本 イチゴ 閉鎖型植物工場 N.BERRY

1粒用のパッケージ。

また「堂島ロール」などで知られる「モンシェール あべのハルカス近鉄本店」ではN.BERRYを使ったスイーツを提供するという。出荷タイミングにより、販売していない日もある。

今後は、秋ごろに生産拠点を増やし、出荷量を増強していく予定だ。

閉鎖型植物工場で生産したいちご「N.BERRY」の販売開始について
NTT西日本