奈良県のイチゴ新品種は「ならあかり」と命名

2022/01/27

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奈良県は1月18日、奈良県農業研究開発センターが開発したイチゴの新品種「奈良11号」の品種名が「ならあかり」に決まったと発表した。「ならあかり」は、早くから収穫可能で、糖度が安定して、すっきりとした甘みが特徴だ。

新品種 イチゴ 奈良県 ならあかり 奈良11号

「ならあかり」と名前が決定した奈良県育種のイチゴの新品種。(出典:奈良県)

近年、イチゴは直接取引や直接販売が盛んになっており、特にクリスマス需要にあわせて12月に安定供給できることが求めらている。また、観光農園ではいつでも美味しいイチゴが必要。そこで、収穫開始時期が早く、食味が安定して良い品種の育成に取り組んだ。

「ならあかり」は2014年に「古都華」と「とちおとめ」を育種親に持つ系統に、「古都華」と「かおり野」を育種親に持つ系統を交配した実生した約4500株の中から味の良さなどを基準に選んだ。

収穫開始時期は11月下旬と県育成の他品種(「アスカルビー」、「古都華」)よりも早く、11月~12月の年内収量が多い(総収量は「古都華」よりやや多く、「アスカルビー」よりやや少ない)。

新品種 イチゴ 奈良県 ならあかり 奈良11号

果形の揃いが良く、糖度が比較的高く安定しており、酸度が高く、すっきりとした甘さ。ケーキなどの飾りつけとしても最適。(出典:奈良県)

果実は光沢のある赤色で、きれいな円錐形で揃いは良好。糖度は収穫期間を通して高く、適度な酸味がある。

2016~2012年には現地栽培試験を実施し、促成栽培における適応性を確認。2020年12月からは「奈良11号」として販売し、ケーキ店や観光農園等で高い評価が得られたことから、2021年8月に品種登録出願し、12月28日に出願公表された。

「ならあかり」を含めて奈良県育成品種は「アスカルビー」、「古都華」、「珠姫」、「奈乃華」とあわせて5つになる。現在は、奈良県内の48の生産者が「ならあかり」を栽培しているとのことで、今春以降に県内の生産者への苗の販売を本格化させ、ケーキ店や飲食店向けの販売を目指す。

奈良県育成のイチゴ「奈良11号」が「ならあかり」として品種登録出願公表されました
奈良県