稲作の水管理を自動化・改善したい農業者を募集

2021/03/08

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農匠ナビは、稲作の水管理を自動で行える開水路専用の稲作用自動給水機「農匠自動給水機」の第2回モニター参加者を募集中だ。

今回のモニター募集は、(一社)農林水産業みらい基金の助成を受けて実施される「農匠技術開発プラットフォーム構築プロジェクト」(2021~2023年)の一環。同プロジェクトでは、全国各地の「農の匠」の知恵を集積・融合し、農家自らが次世代の農業技術を開発する、「農匠技術開発プラットフォーム」の構築を目指す。

農匠ナビ 稲作用自動給水機 農匠自動給水機 スマート農業

(写真左)農匠自動給水機(NAS-300A)。
(写真右)設置例。

その第一弾として、水稲栽培における水管理の改善に向けて、全国規模で「農匠自動給水機」の現地実証を行うというもの。参加者に「農匠自動給水機」を使用してもらい、その利活用方法と効果、課題について、「現場の声」を集め、現場情報を収集・蓄積・共有し、参加者と協同で、稲作の水管理技術を向上させることを目的としている。

モニター募集対象者は、水管理の自動化・改善に関心があり、「農匠自動給水機」の購入意欲がある稲作経営者、JA、農業普及指導センター、試験研究機関、新規就農者や水管理に悩みを持つ稲作経営者など。

参加者は、「農匠自動給水機」を設置し、3回のWebアンケートに回答する。アンケートでは、設置圃場の情報(位置、栽培品種)、設置状況(利用資材、写真)、栽培記録(作業履歴)、水管理の状況、見回り回数、使いやすさ、施肥・防除効果、収量等といった内容について質問する予定。また、LINEやメールによる動画や写真を含めた情報提供などが求められる。

参加者の質問には、農匠ナビのスタッフが随時回答。また、参加者同士でアイデアを発信して、情報交換することにより、自動給水機の利用や水管理の改善策について、ノウハウを共有する。

また、ノウハウの共有と技術交流、情報発信を行う研修会を、3~4月(Web)、8月(現地:滋賀または茨城)、12月(Web)の3回の開催を予定している。

モニター参加者は、「農匠自動給水機」(62,700円(税込))を購入し、それと同数の給水機が無償で貸与される。たとえば、7台購入した場合は7台が無償貸与となり、14台を利用できるというかたちだ(無償貸与可能台数に達した時点で募集終了となる)。

無償貸与の自動給水機は、現地実証終了後もそのまま利用可能とすることを検討している。また、研修会への参加費は交通費・宿泊費とも無料となる。

モニターは4月25日(日)締切の第3回の募集も予定している。

モニター募集の詳細はこちら

【参照】
現場で使いやすい機器を追求「農匠自動給水機」とは

水田の水管理は、見回りや水路の側面のシャッターの開け閉めなど手間がかかる。現在、さまざまなメーカーが水管理を自動化するための製品を開発しているが、水管理を無人化する際のネックは、水路にたまった草や砂がシャッターを閉めるのを妨げること。農匠ナビと九州大学は共同で、この問題を解決するためにシャッターを開け閉めするのではなく、筒を上下することで水をコントロールする方法を考案した。

「農匠自動給水機」は、ゴミや砂・石などの詰まりが生じにくいホース上下方式を採用。また、生産者自らが設置できる簡単なホース収納部一体型とした。水位の上限・下限の設定も簡単だ。

現場で使いにくい機械だったり、高性能で高価となってしまっては本末転倒。「農匠自動給水機」は、現場目線の発想から開発されたスマート農業機器となっている。

農匠技術開発プラットフォーム 参加者募集!!
農匠ナビ