磐梯町のSDGsな新ブランド 磐梯さとやまの慧み

2021/08/10

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福島県磐梯町は、持続可能な開発目標(SDGs)に基づく環境保全型農業にこだわった農作物の新ブランド「磐梯さとやまの慧(めぐ)み」を立ち上げ、第一弾となるトマトを8月6日より販売を開始した。新ブランドには専用シールが貼られて販売される。

晩台町 SDGs 環境保全型農業 BLOF理論 ブランディング 磐梯さとやまの慧み 地域ブランド

磐梯町が立ち上げた新ブランド「磐梯さとやまの慧み」。第一弾の認定はトマト。同ブランドの作物は、科学的・理論的な栽培技術である「BLOF(ブロフ)理論」のもと作られたものとなる。(出典:磐梯町)

同ブランドの作物は、科学的・理論的な栽培技術である「BLOF(ブロフ)理論」※のもと作られたもの。「BLOF理論」とは、作物の植物生理に沿って、科学的・論理的に有機栽培を行う理論のこと。BLOF理論では、栽培を以下の3つの分野で考える。
※Bio Logical Farming(生態調和型農業理論)の通称

① 作物の生長に最適なアミノ酸の供給
② 土壌分析・施肥設計に基づいたミネラル肥料の供給
③ 高C/N比の中熟堆肥(オリゴ糖堆肥)を用いた太陽熱養生処理による土壌団粒形成、土壌病害虫抑制、水溶性炭水化物の供給

これらを組み合わせて、作物が強く育つ土壌を整え、必要な栄養分をそのつど供給してやるというのが、BLOF理論の大筋で、環境に配慮した持続可能な農業を続けながら、高品質・多収穫を実現できる、大きな可能性を秘めた栽培技術理論だ。

「BLOF理論」で作られた作物は、作物本来の力を取り戻す農法のため、えぐみを感じる「硝酸態窒素」が減少し、「抗酸化力」、「ビタミンC」、「糖度」が高まる。そのため、従来の作物よりも栄養価が高く、作物本来の旨みを感じることが期待できる。

磐梯町では2018年より環境保全型農業の推進をスタート。それに先駆けて、町の自然環境に適した栽培方法を確立するために、科学的・理論的に証明可能なジャパンバイオファームの栽培技術「BLOF理論」による試験栽培を2016年に開始していたが、本格的に導入を開始。3年間の試験栽培成果を経て、安定した技術の習得による農産物の生産が可能となったことにより、新ブランド「磐梯さとやまの慧み」を立ち上げ、発売に至ったという。

磐梯町 SDGs 環境保全型農業 BLOF理論 ブランディング 磐梯さとやまの慧み 地域ブランド

認定第一弾は、トマト。今後、今年中にはホウレンソウ、ネギ、コメ、サツマイモ、ジャガイモ、リンゴ、ブドウが加わる予定。 (出典:磐梯町)

新ブランドに認定されたのは、同町内の3農家のトマト。認定された3農家は、(一社)日本有機農業普及協会が開催する栄養価コンテストの2020年の「秋冬大玉トマト部門」で「最優秀賞」に輝いた夢農園さとうの佐藤 栄祐さんのほか、板橋 聡一郎さん、鈴木 康正さん。

栄養価コンテストで佐藤さんのトマトは、糖度の6.8で平均値の1.3倍、抗酸化力の43.2は平均値の1.89倍、ビタミンCの31.7は平均値の1.69倍、硝酸イオンは検出限界値の10.0という結果で、食味については「シャキシャキと食感がしっかりとしており、甘味とコクが際立ち、バランスの取れたまろやかな酸味とトマト独特の青い風味も爽やかに感じられ非常に美味しい」と好評を博している。
(一社)日本有機農業普及協会「栄養価コンテスト」はこちら

第一弾のトマトは、町内の道の駅やスーパーマーケットを中心に販売し、今後はふるさと納税の返礼品や、小学校の給食での活用などを予定している。

ブランド認定は今年中に、トマトの他にホウレンソウ、ネギ、コメ、サツマイモ、ジャガイモ、リンゴ、ブドウの8品目を対象に増やす予定だ。

未来のための環境保全型農業にこだわったSDGsな新ブランド「磐梯さとやまの慧(めぐ)み」商品第一弾トマトの販売がスタート
磐梯町
【参照】ジャパンバイオファーム
【参照】(一社)日本有機農業普及協会