5か月で土壌総微生物量が3倍に「八百結び農法」

2021/11/25

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ユナイテッドスマイルズは、同社が企画開発する「八百結び農法」の実証実験を行っているが、実証実験の2か所の圃場で5か月で土壌総微生物量(億個/g)が3倍に増加したと発表した。

地球循環境に視点を置き「土壌本来のあるべき活力」を追求する「八百結び農法」では、指標のひとつに新しい土作りに欠かせない土壌微生物の活性量を掲げている。

実証実験が行われている富山県の水田、山梨県の樹園地、2か所の圃場でいずれも約5か月の期間で、土壌微生物量がそれぞれ約3.59倍、約2.48倍増加したことが、立命館大学SOFIX農業推進機構の土壌診断により判明した。双方圃場共に立命館大学SOFIX土壌肥沃度判定が約5か月で「C判定」→「A判定」に改善した。土地も農作品目も異なる圃場で実証された今回の結果は、「八百結び農法」が土壌活性改善に大きく寄与するという確信をさらに深めるものとなった。

土壌改善 微生物 八百結び農法 ユナイテッドスマイルズ

富山県の水田(コシヒカリ)の結果。

富山県の水田(コシヒカリ)では、2021年3月31日に最初に採取した土壌から1グラムあたり約2.2億個の微生物を計測。土壌分析後「八百結び農法」による施肥(八百結びの堆肥および八百結びの培養水)を実施。約5か月後の8月28日に採取した土壌を再度測定したところ、土壌1グラムあたり約7.9億個と約3.59倍の微生物量増加を計測した。これは、測定機関の立命館大学SOFIX農業推進機構の水田微生物量の基準値4.5億、推奨値6.0億個を大きく上回る結果となった。

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山梨県の樹園地(シャインマスカット)の結果。

山梨県の樹園地(シャインマスカット)では、2021年4月12日最初に採取した土壌から1gあたり約3.3億個の微生物を計測。土壌分析後「八百結び農法」による施肥(八百結びの堆肥)を実施、約5ヶ月後の9月3日に採取した土壌を再度測定したところ、土壌1gあたり約8.2億個と約2.48倍の微生物量増加を計測。こちらも同じく立命館大学SOFIX農業推進機構の樹園地微生物量の基準値4.5億、推奨値6.0億個を大きく上回る結果となった。

同社では、今後も土壌微生物量の測定など各地での実証実験を基に地域経済活性の提案を実施していく予定。また八百結びプロジェクトでは、2050年カーボンニュートラル宣言を受けて農林水産省より発表された「みどりの食料システム戦略」内で掲げられた「土壌微生物機能の完全解明とフル活用による減農薬・肥料栽培の拡大」・「耕畜連携による環境負荷軽減技術の導入」・「バイオスティミュラントを活用した革新的作物保護技術の開発」目標への貢献を目指していく。

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