ドローン専用散布機で「大粒ダイヤ」の鉄コーティング直播を実施 ニックス

2022/06/17

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産業用ドローン向けアタッチメント「D-ACT」シリーズを展開するニックスは5月19日、山口県萩市の圃場で「D-ACT」事業において開発した粒剤散布機を用い、「大粒ダイヤ」の鉄コーティング種籾の均一播種を目指した直播を国内で初めて実施した。

ニックス D-ACT ドローンアタッチメント 粒剤散布機 直播 スマート農業

ニックス製「粒剤散布機」を用いた「大粒ダイヤ」の鉄コーティング直播実演の様子。

現在、日本の水稲生産の現場では、農業ドローンを使用した鉄コーティング種子による湛水直播の普及が進められているが、空中から均一に播種することは難しく、播種ムラによって収穫量が伸び悩む課題があった。

今回、ニックスの特許技術を盛り込み開発した「粒剤散布機」を用いることで、種籾の均一播種を実現すると共に、ニックス独自の帯状散布方式でドローンの真下方向への散布を可能とし、圃場の隅まで均一に直播することで、収穫量の増加を目指した。

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大粒・多収で有名な「大粒ダイヤ」。

今回の実演では、大粒・多収で有名な水稲品種「大粒ダイヤ」の鉄コーティング種子の均一播種を目標に、約50aの圃場を使用して、約55kgの鉄コーティング種子を7.5回に分けて直播。結果は、目視上ほぼ均一に播種することに成功したという。

なお、国産ドローンと国産散布機(ニックス製)を用いた「大粒ダイヤ」の均一播種を目指したドローン直播は国内初の試みとなった。

ちなみに今回使用された粒剤散布機の試験販売を実施したが、好評により完売したとのこと。

同社では、今回の粒剤散布機の提供を通じ、農業用ドローンを使用した直播栽培の課題である収穫量の増加に貢献したい考え。また、今後も農業分野の自動化に寄与する技術開発を行っていくとしている。

【参照】複数粒剤を詰まらせずに散布可能!
ニックスの「粒剤散布機」は、1つのアタッチメントユニットで肥料・薬剤・種子のすべての散布が可能。また、インペラと吐出口の配置を工夫したことで、複数粒剤を詰まらせずに散布ができる(粒剤の使用範囲:粒径0.5mm~6.0mm)。さらに、従来の散布方式とは異なり、ドローンの真下を含めた帯状散布で、圃場全体に効率よく、均一に粒剤を散布することが可能となった。

ニックス