独自開発の分娩予測AIを搭載し、検知精度を向上 CAL 牛の行動監視支援システム「もーかる」

2022/07/06

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ソフトウェア開発のコンピューター総合研究所(CAL)は、牛の行動監視支援システム「もーかる」に、独自開発の分娩予測AIを搭載した。分娩予測AIは、分娩前行動データを学習することで、高い精度で分娩兆候を検知できる。これにより、畜産農家の労働負担軽減と分娩事故低減が期待できる。

牛の行動監視支援システム もーかる スマート畜産 画像認識AI 分娩予測AI「もーかる」とは、牛に一切の機器を取り付けることなく、監視センサーで行動変化をデータ化し、分娩兆候や起立困難状態など行動変化を検出し、メール通知するシステム。具体的な特長は以下の通り。

●ストレスフリー
・牛に機器の装着は不要
・監視システムから得られる画像データをもとに、牛の行動変化を解析

●クラウド利用
・監視データはクラウド上のデータサーバーに蓄積
・自身のスマホやタブレットから、いつでも過去の監視データを閲覧可能

●兆候検知
・時刻ごとの各種監視データを蓄積し、牛の行動変化を検知
・兆候を検知した場合は、システムに登録されたメールアドレスに通知

●監視結果の表示
・PCやスマートフォンで監視画像を見ることができる。日々の管理数値データをグラフで表示

■新たに開発した分娩予測AIで精度向上

「もーかる」では、独自に開発した画像認識AIで、画像内の牛や行動を認識し、牛の行動データ取得・分析し、牛の転倒や発情、出産など各種兆候を早期発見してきた。

牛の行動監視支援システム もーかる スマート畜産 画像認識AI 分娩予測AI今回新たに開発した分娩予測AIは、これまでに画像認識AIで取得した8項目以上の牛の行動データと、実際の分娩までの時間を学習することで、分娩までの所要時間を予測する。

「もーかる」では、この分娩予測AIを活用して、予測結果から分娩前24時間以内の分娩兆候を検知する方法を確立した。これにより、従来の方法より高い精度で、分娩前24時間以内の分娩兆候を通知できる。

今後は、分娩予測AIに畜産農家ごとの分娩前行動データを学習させることで、畜産農家に特化した分娩予測が可能になる。また、分娩予測AIに蓄積された各畜産農家の分娩前行動データを活用することで、繁殖・肥育一貫経営を新規に展開しようとしている畜産農家への支援も期待できる。

牛の行動監視支援システム「もーかる」
コンピューター総合研究所