作業者が栽培室内に収穫まで入らずOK 新型“水光”栽培システム「AN」の販売開始

2020/10/30

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三菱ケミカルのグループ会社である、三菱ケミカルアグリドリームは、新型“水光”栽培システム「AN」(Agriculture Next)の販売を11月から開始する。

「AN」は、同社がクレオテクノロジーと共同研究を行い、千葉大学大学院・丸尾達教授監修のもと開発した、農業用ハウスを利用した完全人工光型植物工場。「AN」は、定植した苗が栽培室内を自動で循環しながら成長し、作業者が栽培室内に入らずに収穫まで行うことができるシステムで、作業者の負担や異物の混入リスクを低減する。

三菱ケミカルアグリドリーム 新型“水光”栽培システム「AN」

ANで収穫されたリーフレタス(重量450g超)。(出典:プレスリリース)

また、栽培室内の光や気流を制御することで、業務・加工用にも対応可能な高品質で丈夫なリーフレタスを生産でき、従来の同社完全人工光型植物工場と比較して約3倍にあたる300g/株以上のリーフレタスを播種後45日程度で収穫することが可能という。

近年、集中豪雨や大型台風の頻発により日本農業は大きな被害を受けており、自然環境の影響を受けない植物工場は農産物の安定供給の手段として注目を集めている。また、単身世帯や共働き世帯の増加など社会構造の変化により外食・中食の需要が伸びており、その加工業者から安定した品質で、細菌や異物が少なく洗浄等の手間がからない野菜へのニーズが増加していることも、植物工場の期待を高めている。一方で、従来の植物工場の野菜は業務・加工用としては価格や品質面でのハードルも高く、栽培者は持続可能な経営の実現という大きな課題を抱えているのが現状だ。

「AN」は、需要に沿った高品質な野菜を収穫できることをコンセプトとして、徹底した生産原価圧縮や栽培効率の向上を実現させた製品で、同社は国内外での「AN」の販売促進を通じ、「儲かる農業経営」の普及を推進していくとしている。

問い合わせ:三菱ケミカルアグリドリーム 植物工業営業部☎03-3279-3704

三菱ケミカルホールディングス
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