AIでレタス水耕栽培「不良苗」高精度で判定

2021/01/26

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トーヨーホールディングスは、2020年11月から始めた独自開発の自動航行撮影機による「AI生育状況管理システム」の実証試験で、レタス不良苗の判定精度が2か月で97%に到達。同システムを利用することで苗の生育確認と不良苗への対応工数を98%削減することが可能になったという。

トーヨーホールディングス AI AI生育状況管理システム 省力化 スマート農業

独自開発した自動航行撮影機(写真左)と生育不良判定結果のアプリケーション表示。

実証試験は、レタス栽培の不良苗を判定するもので、開発中の「室内水耕栽培における完全自動型不良判定システム」の一環。不良苗判定の座標位置特定も実施しており、こちらの特定精度は100%を達成している。撮影した判定結果は、アプリケーションに表示され、現場で目視確認することなく、効率的に作物の状態を確認できる。

農業の現場は、少子高齢化が進み、労働力不足が深刻化。また、施設園芸における課題として、熟練者のノウハウの平準化と若手へのノウハウの共有と継承も挙げられる。同社は、こうした課題を解消するため、自動航行撮影機や画像認識AIを活用し、植物の育成状況や病害発生の確認や判断を集中管理できるシステムを開発し、将来的には社会実装し、商品化を目指している。

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トーヨーが開発した新システム(AI生育状況管理システム)。

開発中の「AI生育状況管理システム」は、「どこでも」「誰でも」「効率よく」栽培できる施設園芸の実現を目指すもの。良苗・不良苗を学習した同システムを導入することで、不良苗を漏れなく検知し、作業者へ通知。自動航行で作物撮影を行うため、広い面積を目視で確認していた作業者の工数を大幅に削減できる。また、不良苗の発見後、早期に対応できるようになるため、生産効率の改善にも寄与するという。

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生育不良判定結果のアプリケーション表示(サンプル)。

同システムは、2020年11月から関連施設の羽生市レタス水耕栽培農園の運用モデルとして開発され、実証試験が行われている。今回の結果を受けて、今後は年内に病害検知・収穫適期機能の開発を予定している。また、自動航行撮影機を運搬機として使えるようにすることも視野にいれ開発を進めていく。

トーヨーホールディングス アグリ事業研究事業紹介
トーヨーホールディングス
参照:水耕栽培農園における育成不良苗検出システムを開発