仔牛の命を守るクラウドタグシステム提供開始

2021/06/11

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ライブストック・アグリテクノは6月1日より、仔牛の活動量を測定する電池不要のクラウド型タグシステム「アットモーメント」の提供を開始した。

ライブストック・アグリテクノ アットモーメント スマート農業 スマート畜産 子牛 活動量をデータ化

60gの小型タグは、生まれたその日から仔牛の首にかけて使え、仔牛の活動を24時間データ化する。電池も不要でメンテナンスフリー。

「アットモーメント」は仔牛の活動を24時間データ化することで不調の仔牛の早期発見・治療につなげることができる電池不要の小型タグ型クラウドシステム(特許出願中)。必要な頭数分のタグと、クラウドシステムの利用料だけで運用できるサブスクリプションサービスとして提供する。

成牛に比べ、子牛の体調は変化しやすく管理が難しい。昼元気だった仔牛が数時間で亡くなってしまうケースも少なくない。畜産農家は仔牛が一頭亡くなることでの経済的な損失はもちろん、従業員のメンタルケアも必要になる。

■子牛に特化したシステムで子牛の活動を24時間データ化

ライブストック・アグリテクノ アットモーメント スマート農業 スマート畜産 子牛 活動量をデータ化「アットモーメント」は、仔牛の首にかけられたタグが、活動量を測定しクラウドサーバーへデータを送信。パソコンやタブレット、スマートフォンなどから、時間や場所を問わずデータを確認できる。自己発電型のタグは電池不要で、バッテリー交換や充電などの手間や費用もかからない。

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(写真左)クラウドタグは60gと小型軽量。電池不要でメンテナンスフリー。
(写真右)小型の中継機。

導入の際は、仔牛の頭数分の小型タグ(60g)とデータを送信する中継機を設置するだけでシステムの構築が完了。大掛かりな設備装置は必要はなく、手軽に導入できる。

ライブストック・アグリテクノ アットモーメント スマート農業 スマート畜産 子牛 活動量をデータ化スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、デスクトップなどデバイスを問わず利用でき、インターネット環境さえあればいつでも最新の情報を確認できる。取得した活動量データは、状況に応じて表示を使い分けたり複数人で管理・共有することが可能だ。

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活動量グラフ。仔牛の活動を1時間ごとにグラフ表示で可視化。

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一覧表示。活動量別に色分けして表示。

活動量データは、子牛の活動を1時間ごとにグラフ表示で可視化。一覧表表示では、活動量別に色分けされるので不調の仔牛を一目で把握できる。また、治療の記録も残せるので電子カルテとしても使用できる。また、ワクチン投与・離乳時期などのイベントや子牛が不調の際に知らせてくれるアラート機能も装備。

「アットモーメント」で適切に子牛を管理できれば、
・不調の仔牛の早期発見・治療につなげる
・カルテを共有することで適切な治療や投薬の管理
・業務効率のアップで畜産農家の経営改善
・仔牛の生存率向上による経営的損失の軽減
といったメリットがあるのだ。

鹿児島県鹿屋市の畜産会社、平松グループで行われた5か月間の実証テストでは、直近の生産効率は97%を実現するなど高い効果が得られた。

「アットモーメント」は仔牛の命を守ることで畜産農家の経営環境を改善し、授かった命を失うことなく「食」として届けることで世界的な食料問題の解決へ寄与していくとしている。

アットモーメント公式サイト