精密農業を効率的に 新産業用ドローンを開発 エアロセンス

2020/08/11

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ドローンの自社開発などを手がけるエアロセンスは8月6日、精密農業ににも使える新産業用ドローンを開発、10月より販売を開始すると発表した。10月末には顧客への機体引き渡しを開始する予定だ。

新たに開発したのは測量・点検・物資輸送などでの活躍を狙う垂直離着陸型固定翼産業用ドローン「AEROBO Wing」(AS-VT01)。

垂直離着陸型固定翼機ということで、固定翼機でありながらも滑走路がなくても離着陸することができる。最大で時速100km、航続距離も50km飛行できる。さらに機体はセルラー通信(携帯回線)を使って運用管理することで、全国各地で安定して運航することができる。また1kgまで搭載が可能だ。

用途として想定する作業には、土木事業における測量や設備の保守・点検のほか、「精密農業」も含まれており、大規模な農場で土壌の特徴や作物の成長のばらつきを把握したりする作業が効率的に行えるようになるとしている。

同社の従来機より燃費効率に優れるだけでなく、これまで培った垂直離着陸技術を組み込むことで、固定翼機の高速性に加え、狭い場所や不整地など離着陸場所を選ばない性能を兼ね備えている。あらゆる場面での用途に対応できるとしている。

機体本体価格は550万円(税込)。本価格は機体のみの価格で操作端末PC、プロポ、バッテリー、収納ケース、カメラなどは別売りとなる。

ちなみにエアロセンスは、農林水産省の2020年度「スマート農業実証プロジェクト」に北海道・当別町とスマート農業コンソーシアムを組んで企画提案し、ドローン、IoT、ロボット農機等を活用した「スマート農業技術導入に伴う農家収益向上プロジェクト」が採択されている。

このプロジェクトでは、IoTセンサとスマートフォンを活用したハウス作業の効率化、気象観測データとドローン農業センシングデータの解析による生育状況把握の精緻化、ロボット農機を活用した労働コストの削減、生育状態に基づく可変散布ならびにドローンによる自動散布による資材費の削減、農地別の投入コスト試算の可視化ならびに人員配置の合理化、農業者間における営農知見と農機の共有化といった取り組みを実施する予定だ。

問い合わせ:エアロセンス