固定局なしでセンチ単位の高精度散布を実現

2020/12/16

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イームズロボティクス AS10-N AS10 ドローン 農薬散布 Ntrip国産ドローンメーカーのイームズロボティクスは12月11日、新型農業用ドローン「エアロスプレイヤーAS10」と、固定局なしでセンチ単位の精度を実現するNtrip搭載の「エアロスプレーヤーAS10-N」シリーズを発売した。

「エアロスプレイヤーAS10」と「AS10-N」はいずれも農薬散布ドローン。従来の5リットルタンク搭載の「エアロスプレイヤーAS5Ⅱ」に比べ、タンク容量が10リットルにアップした。一度のフライトで1haの散布が可能で、「AS10-N」には、Ntrip専用モジュールが搭載され、センチメーター精度の散布を可能とした。

Ntripとは、Networked Transport of RTCM via Internet Protocolの略で、リアルタイムサービスとして電子基準点から得たデータを元に、インターネット回線(携帯キャリアのLTE)を通じて補正測位データを配信するサービス。そのため固定局が不要で、圃場の四隅の位置出しも必要がない。イームズロボティクス AS10-N AS10 ドローン 農薬散布 Ntrip

「AS10-N」は、タブレットで作成したフライトルートを厳密な位置に自動補正することで、精密散布を実現する。

現場にスマートフォン程度の大きさのNtrip地上局端末とAS10-Nを持ち込むことで、高精度位置情報を取得し、誤差数センチでの運用が可能となり、ドリフトなどの事故リスクも低減できる。

また、新たな機能として、エンプティセンサー、レジューム機能を搭載。

エンプティセンサーはタンクの薬剤容量を感知し、自動飛行散布中に薬剤切れを起こした際に、RTL(自動帰還)する仕組みになっている。レジューム機能は、自動航行をより快適に行うための新システムで、ドローンは自動飛行中にバッテリー残量切れ、液剤切れなどが発生すると自動で帰還する。バッテリーの入れ替えや、薬剤を補充したのちに、再度自動飛行を行うと、先ほど帰還した地点から再び散布をスタートする。

イームズロボティクス AS10-N AS10 ドローン 農薬散布 Ntrip

オプションの粒剤散布装置。

オプションとして粒剤散布装置も用意。本体と脚部は工具を必要とせず着脱することが可能で、1mm~5mmほどの粒径に対応している。

受注生産で納期は2021年3月からを予定。オープン価格。また、発売済のエアロスプレイヤーAS5Ⅱには、追加オプションとして搭載することが可能だ。

【製品仕様】イームズロボティクス AS10-N AS10 ドローン 農薬散布 Ntrip
軸間:1501mm
離陸最大重量:28.4kg
・LiPo6セル22000mAhを2本搭載し、約10分で1haを散布することができます。
・散布巾:4m
・レーザーレンジファインダー搭載で高さを維持して飛行します。
・自動航行用Windowsタブレット(10インチ、12インチから選択)

イームズロボティクスリリース
イームズロボティクス