準天頂衛星みちびきと4G LTE対応大型散布ドローン イームズロボティクス

2020/09/14

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イームズロボティクス エアロスプレーヤーAS16

 

 

イームズロボティクスは、東京都立産業技術研究センターと日立システムズとの共同研究で、準天頂衛星みちびきの補正情報を受信でき、かつ4G LTE対応が可能な16L農薬散布機体「エアロスプレーヤーAS16」を開発し、11月から受注を開始することを発表した。

なおこの機体は、東京都立産業技術研究センター ロボット産業活性化事業 サービスロボットSIer人材育成事業の採択を受け開発された。

機体の散布性能は、液剤を最大16リットル搭載可能で、散布飛行時間は最大20分。一度の飛行で2haの圃場を散布することができる。また、機体には高度を維持するためのレーザーレンジファインダーを搭載し、地面との距離を測定することで、気圧計だけでは不安定な対地高度維持を補助する。

イームズロボティクス エアロスプレーヤーAS16

本体内部にGNSSアンテナのほかに準天頂衛星受信アンテナを搭載。(左)準天頂衛星受信アンテナ (右)GNSSアンテナ

また本機体は、GNSSアンテナのほかに準天頂衛星受信アンテナを機体内部に搭載している。これにより、地上側にRTK基地局などの基準局が不要なこと、開始前の測量作業が不要といった利点があり、また、専用SIMを内装しているので、4G LTE経由で機体パラメーター等の情報を遠隔地で確認が可能になる。これらは、将来的には遠隔地からの指示でドローンを飛行させることも可能となる技術。さらに後々普及が期待されている5Gでの利用も視野に入れ今後対応予定とのこと。

これらの技術によって、センチメートル単位での高精度な位置情報データを活用することができるため、ドローンを使った農薬散布は、より安全かつ効率的なものになるだろう。

イームズロボティクス エアロスプレーヤーAS16

エアロスプレーヤーAS16を折りたたんだ状態。大型だが、プロペラアームと散布ノズルアームを折りたたむことができるので、軽トラックでも運搬が可能。

本体は、モーター軸間1800mm、最大離陸重量48kgと大型だが、機体の6本のプロペラアームと散布ノズルアームは折りたたむことができるため、軽トラック等での運搬も可能となっている。

最近では担い手への農地集積・集約化が加速し、大規模な圃場を管理する農家や法人も増えてきている。大規模圃場の防除・施肥にはこうした大型農薬散布ドローンは、少ない人数で効率的な散布作業が可能となるので、省力化、コストダウンに貢献するだろう。

エアロスプレーヤーAS16
受注開始:11月予定
販売価格:希望小売価格(詳細は問い合わせ)
問い合わせ:イームズロボティクス☎049-293-8556
E-mail:info@eams-robo.co.jp

イームズロボティクス
日立システムズ
東京都立産業技術研究センター