急傾斜地からミカンを集荷所までドローンで運搬

2021/01/20

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ブルーイノベーション ドローン ミカン 小田原市 急傾斜地

小田原市の矢郷農園の急傾斜地の圃場からミカン約20kgをドローンで運搬。直線距離で約100mの集荷所までミカンを運んだ。

ブルーイノベーション、学校法人慶應義塾、神奈川県は1月18日、神奈川県小田原市内の急傾斜地で、約20㎏のミカンをドローンで配送する農作物自動運搬の実証実験を行った。

同実験は、環境省・国交省連携の社会変革と物流脱炭素化を同時実現する先進技術導入促進事業」において実施される「過疎地域等における無人航空機を活用した物流実用化事業の一環として行われたもの。

ブルーイノベーションの農作物自動運搬実験は北海道当別町に続き2回目。今後地形、経路、搬送物など条件が異なる中で、地域ごとに最適化したドローン配送のプロセス構築を目指す。
既報:ドローンで農産物を直売所に搬送。3年後に実用化?

今回実験が行われたのは神奈川県小田原市の矢郷農園で、ミカンの圃場は集荷所との標高差は14mと急傾斜地。小田原市では、多くのミカンが運搬車の立ち入りが困難な急傾斜地で栽培されている。そのため、収穫時は何往復も人力で運ばなければならず、少人数かつ高齢の生産者に大きな負担となり、生産効率化への大きな障害となっている。

ブルーイノベーション ドローン ミカン 小田原市 急傾斜地

実験で使用されたSkyDrive製のカーゴドローン。

実験では標高差のある圃場から集荷所(直線距離にして約100m)まで、ミカン約20kgをドローン(Skydriveのカーゴドローン)で運搬する。内容は、①集荷所付近にあるドローンを農園に呼ぶ、②農園に着陸、③ドローンへ農作物(ミカン約20kg)を積み込み、離陸、④集荷所へ着陸後、農産物を積み下ろすというもの。

ブルーイノベーションによると同実験では、安全性と採算性の他、ドローン機体性能・運用面・環境面の評価・検証を行った。これにより、急傾斜でのドローンによる農作物運搬の有効性と、実用化に向けた新たな課題が確認されたとのこと。

小田原市では、県の代表的な農作物の1つであるミカン農園に対して地域が抱える課題を抽出し、解決策をさまざまな角度から検討していくとしており、2023年度にはドローンによる安全な農作物の運搬を軸とするビジネスを成立させることを目指しており、今回の実験で得られた検証結果を活かしていく方針だ。

ブルーイノベーションリリース
ブルーイノベーション
参照:ドローンで農産物を直売所に搬送。3年後に実用化?