アイガモロボ実証実験でレンタル予約開始

2022/04/08

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テクノロジーを通じて農業分野のクリエイティブと若返り化を目指すハタケホットケは4月2日、農家の重労働と環境負荷を削減するロボット「ミズニゴール」の実証実験の参加とレンタル提供の先行予約の受け付けをCAMPFIREにて開始したと発表した。

スマート農業 アイガモロボット ミズニゴール ハタケホットケ 水田除草作業

全国で小規模農家が最も多く、後継者不足や耕作放棄地など農業課題を抱える長野県で実証実験を進めており、2023年春にはGPSとソーラー駆動の実装など「全自動化」のリリースを計画し、開発を進めている。同事業は、長野県のソーシャルビジネス創業支援事業に採択されている。

近年、消費者の健康意識が高まる一方で、国内では自然農・減農薬の普及が進んでいない状況だ。その背景には、農家の高齢化や人手不足の深刻化が挙げられ、特に米作りにおいては、負担の大きい水田の除草作業は大きな課題のひとつになっている。生産者側も、自然に近い栽培による米が体に良いとわかっていても、コストや労力等の問題から、「除草剤・農薬を使わない」という選択に踏み切れない現状がある。

農薬を使用しない栽培方法での除草作業は、人力やトラクター型の除草機や多目的田植機の後部に装着した除草機で水田の水を濁らせ、稲の栄養を奪う雑草の光合成を遮る方法やアイガモ農法などがある。人力の場合、炎天下に広い水田の照り返しの中、田植え後の1~2か月の間、約7日~10日おきに続ける重労働となるし、機械やアイガモ農法は餌代やマシン代のコスト負担が大きい。

農家数が10万戸以上と全国で最も多い長野県は、小規模零細農家が多く全国平均よりも高齢化が進んでおり、後継者問題や耕作放棄地も増えている。また、山間部が多い地形的理由からも、大規模集約化によるコスト削減が難しい状況にある。そんな中、除草ロボットの開発がさまざまな企業で進んでいるが、数十万円~百万円以上するなど、小規模農家が季節利用に限られる設備投資として導入するにはハードルが高い状況だ。

スマート農業 アイガモロボット ミズニゴール ハタケホットケ 水田除草作業

人が水田に入らず自動で除草作業ができる。

同社が開発しているアイガモロボ「ミズニゴール」は、農家の重労働と環境負荷を削減するロボット。通常、1反(1000平米)を人力で濁らせるのに、少なくとも2時間程かかるが、「ミズニゴール」は、アイガモのように水田をラジコン操作で走り回り、1反あたり6分の1にあたる20分前後で完了できる。常に水を攪拌することで除草剤が不要になるだけでなく、酸素がいき渡り稲の根からも良く吸収され品質向上が期待される。

「ミズニゴール」の特徴は、グラスファイバー成形の本体なので、防水性・耐久性に優れ、不安定な水田でも操作しやすいこと。また、本体の機構・構造をシンプルにしたことで、壊れにくく扱いやすいデザインかつ重量が約7kgと女性や年配者でも持ち運びが容易だ。

今回の実証実験への参加とレンタル提供募集は、第1段階の「ミズニゴール1.0」で、ラジコン型バッテリー駆動で誰でも簡単に操作できる。レンタル費用は100,000円/1シーズン(2022年5月~7月想定)で、提供対象は長野県の生産者5組限定となる。受付期間は4月2日~5月10日。
●プロジェクト詳細及び受付https://camp-fire.jp/projects/view/552639 (CAMPFIRE内)

2023年春にはさらに改良版のGPS型ソーラー駆動の全自動型ミズニゴールを正式にリリースする予定で、実証実験の検証や農家様のニーズに合わせて、販売・レンタルなどの選択肢を視野に展開していく。

スマート農業 アイガモロボット ミズニゴール ハタケホットケ 水田除草作業【製品概要】
製品名:ミズニゴール1.0
仕様:耐水性・耐久性、ラジコン型バッテリー駆動
サイズ:83(W)×40(H)×110(D)cm
重さ:7.3kg
実証実験参加及び先行レンタル費用:100,000円/1シーズン(2022年5月~7月想定)
提供対象:5社限定(長野県の生産者)
受付期間:4月2日~5月10日
プロジェクト詳細及び受付:https://camp-fire.jp/projects/view/552639 (CAMPFIRE内)

ハタケホットケ