栽培施設を開発「羽生愛菜プロジェクト」スタート

2021/03/12

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足場をはじめ仮設機材の開発・製造・販売・レンタルを行うタカミヤは、埼玉県羽生市の「羽生チャレンジファーム」にて、「羽生愛菜プロジェクト」をスタートする。

タカミヤ 羽生チャレンジファーム 羽生愛菜プロジェクト スマート農業 施設栽培 農業用ハウス

6月末に完成予定の農業用ハウス「G-Castle NEO48」。

1期工事では農作物の収量と品質を向上させる農業用ハウスの実証実験を行うための自社栽培施設として、新製品の農業用ハウス「G-Castle NEO48」を建設し、「キュウリ」「イチゴ」「ミニトマト」などの実証栽培を実施する。ハウスは3月20日に基礎着工し、2021年6月末に完成の予定。

「羽生愛菜プロジェクト」は、ITやIoTの技術を取り入れ、キュウリの収量をあげるための栽培方法や、良質なイチゴ・ミニトマトを育てるための栽培システムの実証実験を行うプロジェクト。現場作業の省力化やカイゼン活動、労務管理システムの導入など、使用する生産者にとってより機能性の高い栽培施設の開発にも取り組む。

ITやIoTの技術としては、ハウス内環境のセンサリングを行い、得られたデータを蓄積および見える化。得られたデータを活用した各種設備の制御を行うことで、長年の知見に頼らなくても栽培が可能な農業を目指す。

同社は、建設用足場の製造で培った金属加工技術により頑丈なハウス作りに取り組んできた。同社がアグリ事業に参入してから6年経つが、一般生産者向けのパイプハウスから高度環境制御システムを搭載した大型栽培施設まで、さまざまな施設の建設を通して蓄積してきたノウハウを活用したハウスで実際に作物を育て、より生産者視点を取り入れることで今後のさらに使いやすい施設の開発や提案に役立てていく。

■高耐候性と高採光性を実現した農業用ハウス「G-Castle NEO48」

今回建設される農業用ハウス「G-Castle NEO48」は、施設園芸協会の構造指針に基づいた独自の設計手法により日影となる鋼材を極力減らし、堅牢でありながらより採光性の高い作物の生育に理想的な環境を実現。屋根面のアーチに汎用性の高い48.6φ(直径48.6mm)足場鋼管を採用し、建設コストの低減にも取り組んだ。
G-Castle NEO48のカタログはこちら

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天窓付アーチ形ハウス「G-Castle NEO48」。

大きな天窓を標準装備しているので換気性も高く、ハウス内の環境制御や高温対策に 取り組みやすい仕様となっている。またアーチパイプの強度を高くしたことにより、ピッチ幅を従来の50cmから150cmに広げ、日影になる鋼材の量を削減し、より多くの日光を取りこむことが可能となっている。

同社担当者は「生産者と栽培の工夫や新しいハウスの取り組みなどの話題で、さまざまな会話ができるようになるのではないかとワクワクしている。このプロジェクトで得た知見を蓄積し、ハード面だけでなくソフト面でもお役に立てるハウスの開発などに活かしていく」と話している。また、同プロジェクトを通じて、建設コストやランニングコストの低減、収量アップの取組などを実践し、将来的には補助金に頼らない農業の実現を目指すという。

また、同プロジェクトでは実際に栽培に携わる運営スタッフを募集予定。興味のある人は同社・採用窓口☎03‐3276‐3910へ問い合わせのこと。

【プロジェクト施設概要】
施設所在地:埼玉県羽生市大字日野手新田字清右ヱ門130-1
施設面積:29,716㎡
ハウス形式:天窓付アーチ形ハウス
栽培品目:キュウリ、イチゴ、ミニトマト
着工:3月20日
竣工:6月末予定
定植:8月初旬予定(ミニトマト)

【参照】
羽生チャレンジファームとは
「羽生チャレンジファーム」とは、新たな時代にふさわしい農業のあり方を見据えた農業復興を推進し、交流人口の拡大や雇用機会の創出、担い手の育成を図るために羽生市が進めている農業団地のこと。総面積が約24haで東京ドーム約5個分にあたる敷地を参入する企業に貸し出ししている。参入企業は観光農園に加え、高収益作物の栽培やスマート農業の実証など、幅広い次世代型農業を行う企業を誘致予定だ。現在は、タカミヤをはじめイチゴの観光農園を運営している企業や、大規模なハーブ農場を運営している企業などが参入している。

タカミヤ・アグリ特設ページ
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