完全自律飛行ドローンと「いろは」が連携 作物の様々な解析を実現

2020/09/04

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ドローン E2020旭テクノロジーは8月20日より、中国のEAVISION社の完全自律飛行ドローン「EA2020」の取り扱いを開始した。スカイマティクスが提供する葉色解析サービス「いろは」との連携により作物の発育状況などの解析が実現する。

現在、農業従事者が抱えている重労働作業や作物の発育不良の問題を解決する手段として、本機体で農薬散布を実施することにより重労働作業の軽減や農薬散布作業の効率化、減薬野菜の育成を実現し、最終的には農作業時間の短縮化や作物収穫率の向上、収益率の向上が見込めるとしている。

これまでのドローンはGPSによる飛行を行ってきたが、受信できるGPS数が少ない場所や時間帯により、測位精度の正確性に欠けていた部分があった。

「EA2020」では、ネットワークRTKという基準局(Base Station)からの補正情報を組み合わせ、現場で取得した衛星データと周辺の電子基準点の観測データから作成された補正情報を組み合わせ、リアルタイムで効率的に測量を行う。現場での基準局の設置を行う必要がなくなるだけでなく、高精度な位置情報補正ができるため、散布エリア設定範囲内で、より正確な散布ができ、かつ設定範囲外への誤散布防止や農薬浪費の削減を実現する。

また、回避する方向や高さを瞬時に判断する自動障害物回避機能を搭載しており、状況に応じた最適な方法(垂直、水平の両移動可)で、高いレベルでの安全運用を実現。異なる地形や段差等に対しても、作物に合った高さで農薬散布することで散布量の調整ができ、飛散散布の割合を減らすことができる。

葉色解析サービス「いろは」葉色解析サービス「いろは」と連携させることで、ドローンで撮影した作物をクラウド上で処理し、最新の画像処理解析技術とAI技術により作物の健康状態を色別に判断し、作物の発育状況の確認が可能になった。

「EA2020」と「いろは」を組み合わせ、ネットワークRTKと三位一体で完全自律飛行も実現する。自律飛行させるにあたり、スマートフォンで飛行経路を計画し、画面タップにより開始できるため、人が操縦するリスクや移動して散布する必要がなくなり、効率よく”手の中での農業”を実現できる。

旭テクノロジー
スカイマティクス 葉色解析サービス「いろは」