ドローン活用 輸出向け国産米をスマート農業で栽培

2021/07/08

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持ち帰り弁当チェーン「Hotto Motto (ほっともっと)」や定食レストランチェーン「やよい軒」を展開するプレナスは、海外店舗で使用する国産米を輸出するために埼玉県加須市の自社農場「プレナス加須ファーム」で、IoTやドローンなどスマート農業技術を活用した米作りを開始した。

プレナス スマート農業 米作り 稲作 ドローン ICT

5月に行われたドローンによる田植えの様子。

プレナスは、中食・外食事業を中心に国内2866店舗・海外259店舗を展開する飲食チェーングループ。グループ全体で使用する米は、1年間に日本で作られている米の0.5%(4万トン)に相当する。

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作業データを見える化するシステム。

「プレナス加須ファーム」は、埼玉県加須市内に12圃場、約2.5haを展開。生産性の高い米づくりを目指し、導入するスマート農業技術は、IoTを活用した日々の水管理を遠隔で管理するクラウド型水管理システムや作付計画、作業指示、作業記録など日々のデータを見える化した管理システム、ドローンによる直幡、葉色診断による効率的な追肥などだ。

また、育苗箱内の籾数を2倍にして効率性を高めた密苗栽培の導入。品種においても、暑さ、病害虫に強く、埼玉県の推奨品種である「彩のきずな」や収穫量の多い「あさひの夢」を使用するなど、栽培方法や品種を掛け合わせたさまざまなパターンを検証し、生産性の高い稲作経営に挑戦する。

実際に5月には、ドローンを活用し水田から2mほどの高さから約4mの幅に種もみをまいた。水田を往復して散布し、田植機に比べ半分ほどの時間で作業ができたという。7月現在、天候にも恵まれ、「プレナス加須ファーム」の12の圃場は、順調に生育している。

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ドローンで水田を上空から撮影し、葉色の色むらを把握した上で必要な箇所に重点的に肥料を投下する。

今回の取り組みは、ドローンを使ったスカイマティクスの葉色診断システムを導入し、ドローンで水田を上空から撮影し、生育具合の目安となる葉色の色むらを把握した上で必要な箇所に重点的に肥料を投下する。7月14日より順次導入の予定。

上空からの視点で水田の隅々の生育状況を見える化するとともに、より精度の高い生育状況の確認も可能となり、作業時間や追肥コストの削減など、さらなる生産性の高い稲作経営を目指す。

同社では、「プレナス加須ファーム」以外にも、東京本社屋上を活用して子どもたちと一緒に米づくりを行う「茅場町あおぞら田んぼプロジェクト」や、子どもたちが描いたお米をテーマにした絵画を展示する「お米大好き絵画プロジェクト」など、重要食材のひとつであるお米にスポットを当てたさまざまな取り組みを進めている。

プレナス
【参照】プレナス米文化継承事業公式サイト
【参照】壁画「棚田の四季」
【参照】プレナスの米育活動
【参照】Plenus米食文化研究所