世界初! 量産型農業用無人車「R150」販売開始

2021/06/17

  • facebookでシェアする
  • twitterでシェアする
  • LINEでシェアする
  • はてなブックマークでシェアする

バイエル クロップサイエンスとXAG JAPANは、XAG社が開発・製造する世界初の量産型農業用無人車「R150」を発売した。

「R150」の販売は、2018年に締結したバイエル クロップサイエンスとXAGジャパンとの日本国内市場における共同事業開発契約に基づくもの。今回、2018年に販売を開始したドローンに加え、担い手不足や高齢化といった日本の農業における課題を解決するソリューションとして、新たに「R150」を提供する。

バイエル クロップサイエンス XAG JAPAN R150 農業用無人車 農薬散布 スマート農業

農薬散布を無人で実現する「R150」。

「R150」は、RTKによる制御で、スマートフォンなどでだれでも簡単に安全で正確な農薬散布ができる完全自動式の農業用無人車。高性能モーターと四輪駆動により強力なオフロードパフォーマンスを発揮し、平地はもちろん山間部の圃場や果樹園等の複雑な地形でも走行が可能だ。最大積載重量は150kgで、散布モードでは100リットルを積載できる。散布モードでは、高速気流スプレーシステム、ジェットスプレーヤーによって農薬を自動散布する。

バイエル クロップサイエンス XAG JAPAN R150 農業用無人車 農薬散布 スマート農業

高速気流スプレーシステムのジェットスプレーヤーは、左右に最大290度、上下に最大200度まで回転し、最大散布幅は12m、最大作業効率は1時間あたり5.3ha。写真は昨年開催された「農業Week 2020」のもの。
【参照】「農業Week 2020」イベントレポ【自動運搬ロボット+ドローン編】

噴射は左右に最大290度、上下に最大200度まで回転し、最大散布幅は12m、最大作業効率は5.3ha/時となる。特に果樹や園芸作物での正確で省力的な散布作業が期待される。また、完全無人化の実現により、生産者の農薬散布の負担や作業者曝露を大幅に軽減する。

さらに、荷台アタッチメントを取り付けることで、収穫物や農業資材、水など、散布用の農薬以外も自動で運搬が可能。機体は耐久性に優れ、IP67レベルの防水防塵を有し、洗浄やメンテナンスもできる。

車体サイズは1515mm×1090mm×1105mmで、重量は200kg(散布システム搭載時)。2本のバッテリーで4時間走行できる。

「R150」の販売開始にあたり、XAG JAPANの住田 靖浩社長は「R150は複数の作業モードを備えており、農家のニーズに合わせて機能を拡張できる」と説明。バイエル クロップサイエンスのハーラルト・プリンツ社長は「精密農業をリードする企業として、農業用無人車という新たな分野に参画した。正確な散布と作業負荷の軽減を実現することで、日本の農家と農業に貢献できると確信している」と話している。

また、同製品の販売代理店でアセラの三枝 徹也社長は「事前に実施したぶどう棚栽培における試験で、棚の下からの散布・走行性能を確認した。運搬機能があることで、労働力の点でも農家の負担が大幅に減少できる」と期待を寄せている。「R150」の取り扱い販売店は、SoraNaviの問い合わせページから確認できる。

【R150スペック】
重量:200kg(散布システム搭載時)
寸法:1515×1090×1105mm
最大搭載重量:150kg
最大走行速度:1.2m/s
対応傾斜度:≤15
・気流スプレーシステム
噴霧レベル:60~200μm
最大散布幅:12m
タンク容量:100リットル
最大流量:4.8L/min(ダブルポンプ)

SoraNavi
バイエル クロップサイエンス
XAG JAPAN