広域な圃場のWi-Fi化を実現 PicoCELA

2021/05/31

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PicoCELA(ピコセラ)(以下PicoCELA)は、大分県の安心院葡萄酒工房にPicoCELAのWi-Fiメッシュソリューションが導入されたことを発表した。これにより、広域なブドウ畑に安定的な自動散水システムの導入が実現可能となる見通し。

PicoCELA 安心院葡萄酒工房 IoZ メッシュWi-Fi 広域な圃場のネットワーク化 スマート農業 圃場の見回り作業 省力化

広域なブドウ畑に自動散水システムを導入。

安心院葡萄酒工房のブドウ畑では、畑の省人化・省力化を目指して遠隔で操作可能な自動散水機の導入を予定していたが、スタッフが常駐する管理施設と畑に100mの距離があり、自動散水機の制御のための通信について課題を抱えていた。

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自動散水装置(スプリンクラーバルブ)の開閉を自動化するためにメッシュWi-Fiで圃場をネットワーク化した。

広域なエリアをカバーし、温度差の激しい気候でも対応する屋外で使用可能なWi-Fiを探していたところ、農業用車や人の往来でなかなか配線工事ができない環境でも配線がなくても使える「PicoCELA」がマッチ。管理施設からWi-Fi電波を中継展開することで、LANケーブルの工事を行うことなく、自動散水機の制御を実現した。さらに、防塵防水対応もあり、ブドウ栽培に適した激しい温度変化にもマイナス20~55度まで対応していたことが採用のポイントとなった。取り付けの際は、アタッチメントが充実しており壁面やポールにも設置できる。

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自動散水装置の開閉を自動化するアプリとシステムは、IoZ社が開発。

自動散水装置の開閉を自動化するアプリとシステムは、IoZ社が開発したものを使用した。

同工房では、これまで冬場も現地に行ってこまめに手動で散水していた。夜間出動のため待機する人員が必要で、夜間の運転、農地での作業と危険もあったが、PicoCELAと自動散水システムの導入により、省人化と作業リスクの軽減に役立ったという。

今後ブドウ畑では、さらに30haの農地を開拓予定で、このエリアにもPicoCELAのメッシュWi-Fi技術を活用すればケーブルレスでネットワークを構築することができる。

今後、PicoCELAでは農業分野においても自社独自のWi-Fi技術を活用し、DX化に貢献していくとしている。

圃場の見える化や見回り作業の省力化は、人手不足の解消や作業負担の軽減となることからさまざまな企業が開発をしているが、気象環境への対応や電源確保など露地の圃場では、課題が多かった。しかし、今回のメッシュWi-Fiなど最新の技術によって、広域な露地の圃場でもスマート化が測れる環境が整ってきている。広域な圃場の管理をスマート化したいと考えている生産者は、メッシュWi-Fiによるネットワーク化も1つの選択肢として考慮してみては。

【参照】メッシュWi-Fiとは
メッシュWi-Fiとは、「メッシュ」が「網の目」という意味の通り、メインとなる1台のルーターとサテライトルーターを複数台設置することで、網の目のようにWi-Fiを張り巡らせる仕組み。サテライトルーターを増やすことでWi-Fiの接続範囲を広げることが可能だ。また、メッシュWi-Fiではサテライトルーターがメインルーターと同じ働きをするので、サテライトルーターさえあれば、メインルーターの近くにいるのと同じ効果が得られ、どこにいても電波が弱くなることなく、ネットワークを活用できる。

PicoCELA・導入事例
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三和酒類 安心院葡萄酒工房
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