沖縄でワサビの植物工場栽培を開始 NEXTAGE

2021/06/18

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「ワサビ」の自動栽培に取り組むアグリテックベンチャーのNEXTAGEは6月15日(火)、ワサビの植物工場栽培と出荷を目的とした試験栽培施設「NEXTAGE 沖縄R&RDセンター」を沖縄県中頭郡西原町に開設し、本格始動すると発表した。

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沖縄県中頭郡西原町に建設されたNEXTAGE 沖縄R&Dセンターの外観。

同社は、近年の自然環境下で国産ワサビの栽培環境が減少していることに強い懸念を抱き、日本の食と文化である「日本ワサビ」を守り、新たな市場を創出することを目指し、ワサビの植物工場栽培に2019年から取り組んでいる。今回の「NEXTAGE 沖縄R&Dセンター」では、植物工場を活用しさまざまな環境下で栽培できる技術の検証と、遠隔栽培ソリューションの開発・実用化に向けて取り組む。

沖縄の温暖な環境は、サトウキビ、パイナップルなど豊富な特産品を生み出す一方、冷涼な環境を好むワサビの栽培には適さず、ワサビの栽培や出荷に関する事例はない。

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人工光の植物工場におけるワサビ栽培の様子。

同社は、植物工場におけるワサビ栽培の一定の品質確保と、課題の栽培期間短縮の目処が立ったため、これまで継続してきた研究成果を活かして世界中のどんな環境下でも自然栽培と同等品質でワサビの植物工場栽培ができると考え、今回はあえて温暖な環境で水質も適さない沖縄県を選び、同施設で実証実験を開始した。NEXTAGE ワサビ ワサビの植物工場栽培 沖縄 スマート農業 植物工場

沖縄のワサビ工場で質の高い栽培を実現するためには、温暖な環境に適応した栽培管理手法の開発と確立が求められる。同社では、これまでの実験で得た気温や光、水質や水流などワサビの栽培に必要不可欠な要素を、環境やワサビの成長度合いに合わせて調整し適用するノウハウを活かし、高品質なワサビ栽培の実現を目指す。また、東京等から実施する遠隔栽培や、栽培に関する管理手法の自動化を行うための「植物栽培管理システム」の開発にも着手し、トータルソリューションの実現を目指して取り組む。

NEXTAGE ワサビ ワサビの植物工場栽培 沖縄 スマート農業 植物工場同センターでは、沖縄県における栽培環境に関するデータや各種デバイスから得られる情報を、同社が開発した栽培管理システムに集約することで、遠隔地からの栽培進捗管理や、剪定作業等の判断が行える環境を整備。今後、カメラやIOTセンサーなど各種デバイスから得られるデータセットを活用し、情報分析によるPDCAサイクルの高速化や、AI活用による栽培環境の制御・収穫・出荷などを含めた一部作業の自動化を目指す。

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